これまでの安全・安心への取り組み
安全教育研修:回転扉動態保存視察
安全会議事務局が主催する安全教育研修の一環として、2006年より回転扉(事故機)の動態保存視察を実施しています。回転扉の動態保存は、当社および回転扉の製造元である三和タジマ株式会社が、畑村洋太郎氏(工学院大学教授)の要請に基づき、今後も事故を決して風化させないという思いより実施したものです。事故以降に入社した社員(新入社員、中途入社社員)だけでなく、事故以前に入社した社員も対象として研修を継続しています。
研修は、回転扉の動態保存先である三和タジマ埼玉工場へ向かうバスツアー形式としており、研修の主な内容は以下の通りです。
- 往路(車中)
研修の主旨説明、回転扉事故の概要説明、安全関連ビデオ視聴 - 三和タジマ埼玉工場
動態保存機の視察、三和タジマ担当者からの説明、質疑 - 復路(車中)
意見交換
復路(約2時間)では、参加者各々が、自身の所属していた部門や立場で、また家族を持つ立場としてなど、当時の状況を想い返しながら、活発な意見交換がなされています。
お年寄りからお子様まで多くのお客様をお迎えする施設の運営者として、ハード的な対策はもちろん、お客様の視点に立って、危険に対する感度や、ヒューマンセンサーとしての役割など、ハード、ソフトの両面から継続的な取り組みを行うことの重要性とともに、各自、安全に対する意識の再確認を行っています。