都市の未来
都市全体を俯瞰し、 東京の未来を考える。
2019年、森ビルは都市全体を俯瞰しながら都市と東京の未来を多角的に考えるための施設「森ビルアーバンラボ」を創設しました(一般非公開)。総施設面積は約1,670㎡。 巨大な東京の都市模型(縦15m×横24m、面積約200㎡)を配した「シアタールーム」は約740㎡の圧倒的な大空間を誇り、壁面には都市模型を囲むように360度の巨大なスクリーンを設置。高精細プロジェクターと最新鋭の映像技術による様々なプロジェクションマッピングによって、国際都市・東京の未来を議論するための多様な視点を提供。国際都市間競争がますます激しくなっているいま、「これからの東京はどうあるべきなのか?」「都市における人々のライフスタイルはどうなっていくのか?」といったテーマを戦略的に考えていきます。
ヒルズを舞台に、 大学や企業と共同研究。
かつてデジタル技術が私たちの暮らしや働き方を大きく変えたように、最先端技術が都市や都市生活にどんな影響を与えるかは大きなテーマ。これまで森ビルはMITメディアラボと「都市×バイオテクノロジー」(2014年〜2020年)、慶應義塾大学と「都市×ウェルネス」など、ヒルズを舞台に大学・研究機関・企業とのさまざまな共同研究・開発を進めてきました。
それができるのは「ヒルズ」という受け皿があるからです。ヒルズではあらゆる都市活動がコンパクトに凝縮されており、一元的にマネジメントされています。まさに絶好の実験場といえるでしょう。未来に向けて挑戦する企業や人々に対して、ヒルズはつねに「オープンマインド」な都市でありたいと考えています。これからも森ビルは領域を越えたコラボレーションで新たなチャレンジをしていきます。
都市の未来を担う次世代を育む。
都市の未来を支えていくのは、若者や子どもたち。都市を育むということは、次世代を育んでいくことでもあると森ビルは考えています。虎ノ門ヒルズの「Glass Rock」では、100年先の未来を見据えたソーシャルアクションのためのコミュニティとして、学生も含めた多様な人々が集まる場を用意。また、テナント企業や店舗などと連携し、街全体を舞台として子どもたちに学びの場を提供する取り組みも実施しています。六本木ヒルズやアークヒルズなど本物の街を生きた教材として活用。最先端のテクノロジーやアイデア、各業界の第一線で活躍するプロフェッショナルとの出会いを通じて、子どもたちが未来を創造するきっかけを提供しています。


都市のDXによって、 シームレスで豊かな都市生活を。
麻布台ヒルズの誕生によって、それぞれのヒルズは連携しながらエリアとして融合しつつあります。都心部のヒルズエリア全体がつながる。そのとき大切なのは、ヒルズにおける人々の営みや体験そのものがさらにシームレスになっていくことだと森ビルは考えています。そのための都市のデジタルプラットフォームとして開発したのが、「ヒルズネットワーク」です。
「ヒルズネットワーク」では様々な街の利用者に対して「ヒルズID」と「ヒルズアプリ」を提供。これにより、街の利用者は複数のヒルズにおける様々なサービスをオンライン上で完結させることができます。 また利用者の属性、街・施設の利用履歴、位置情報などのデータに基づいて、利用者ひとりひとりに最適化されたヒルズの情報を受け取ることが可能に。より便利で豊かな都市生活・顧客体験を提供します。