次世代育成
街全体をキャンパスとして、次世代を育む。
ヒルズには都心最大級の生徒数を誇るインターナショナルスクール「THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO」をはじめ、幼稚園・保育園などの施設があります。ヒルズで学ぶ子どもたちにとっては、それぞれの学校に加えて街全体が学びの場でもあります。たとえば美術館やギャラリーでアートに触れたり。豊かな自然のなかで野菜や果物を育てたり。街のイベントに参加することで日本の文化を知ったり。多様な都市機能を複合したヒルズの中にあるからこそ、街全体をキャンパスとして幅広い学びを得る機会があるのです。
また毎年夏休みには延べ4,000人の子どもたちが参加する「ヒルズワークショップ フォーキッズ」も実施。ヒルズという本物の街を生きた教材として活用するワークショップです。街を舞台に、ヒルズのお店や施設で働くプロから学べる体験型プログラムが多数。子どもたちにこそ世界の最先端や本物の体験に触れてもらうことで、自主的な「知りたい」「やってみたい」を育んでいます。


アートを通して、豊かな体験と学びを。
森美術館にはさまざまなラーニング・プログラムがありますが、その中には次世代向けの企画もたくさん用意されています。感受性豊かな子どもたちにこそ、すぐれたアートに触れてほしいと考えているからです。たとえば未就学児や小学生向けには、家族と一緒に貸し切りの美術館を楽しめる「おやこでアート ファミリーアワー」を。ティーンエイジャー向けには、アーティストと一緒にディスカッションを重ねて考えを深めていく「アート・キャンプ」を。また学校向けには授業の一環としてアートを取り入れてもらえるように、美術館スタッフと展覧会を鑑賞する「スクール・プログラム」も実施。アートを通じて豊かな体験と学びを提供しています。

イベント風景:おやこでアート ファミリーアワー 第 1 回(「サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980 年代から現在まで」森美術館、2017 年)
撮影:御厨慎一郎

イベント風景:まちと美術館のプログラム「アート・キャンプ for under 22 Vol. 7 ヒューマン・ビギン:アシタナニスル?」第 4 回(「アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト 16 人」森美術館、東京、2021-2022 年)
撮影:田山達之
ヒルズの緑に触れながら、自然の豊かさを学ぶ。
子どもたちが自然から学べることはたくさんあります。ヒルズでは、都市の中にあっても自然に触れられる機会を用意しています。六本木ヒルズ開業以来続いている屋上庭園の田植えイベントや、アークガーデンの豊かな自然をフィールドに学ぶ「GREEN WORKSHOP」などのプログラムも充実。また麻布台ヒルズの果樹園にある畑では、子どもたちに収穫体験などを提供。五感を使って自然を楽しむ経験を通じて、自然と共生することの大切さを感じてもらえたらと考えています。


子どもたちとともに、都市のこれからを考える。
都市は、大人たちだけのものではありません。森ビルは未来を担う子どもたちに街づくりのノウハウや街の魅力を伝えるとともに、次世代の都市のあり方をともに考える機会を用意してきました。それが「ヒルズ街育プロジェクト」。森ビルが街づくりで大切にしている「安全・安心」「環境・緑」「文化・芸術」などをテーマとした体験型プログラムです。
また一般公募のプログラムだけでなく、近隣小学校のカリキュラムの一環として当社施設への受入や小学校に出向く出張授業の実施など、地域コミュニティにおける子どもの学習機会の提供にも貢献しています。
