森ビル株式会社(東京都港区、代表取締役社長 辻慎吾)は、資源循環型都市の実現に向け、2020年にプラスチックの削減計画「森ビル ワンウェイプラスチック削減プラン2030」を策定し、当社グループ一丸となってプラスチック削減活動を推進しています。この度、2023年末を期限とする「不要なプラスチックの廃止」について各種施策を完了しました。今後は、11月に開業を控える麻布台ヒルズなどを舞台に、入居企業や店舗、また来街者とも協働した新たな取り組みについて、街(ヒルズ)を挙げて着手していくことで、本施策をより進化・深化させてまいります。

森ビルグループにおける不要なプラスチックの廃止完了

2023年末を期限とする当社グループの「不要なプラスチックの廃止」に対し、主に以下取り組みを完了しました。また2022年4月のプラスチック新法施行を受け、レジデンスにおけるアメニティの脱プラ対応も加速させています。

  1. 当社直営のカフェおよびグループ会社が運営するホテル、会員制レストランでのカトラリー仕様変更などサービス形態の変更
  2. ビニール製の包装材を廃止
  3. 当グループ各施設における飲料提供形態の変更(アルミ缶や紙パックでの提供、給水スポット新設)
  4. 当社名入れ手提げ袋の素材変更(持ち手部分を含め、全てを紙素材とし、リサイクルを推奨)
  5. プラスチック新法の施行を踏まえ、レジテンスのアメニティ素材を変更

上記に加え、各施設に設置している傘ぶくろ(ビニール製)を順次「傘のしずく取り器」に変更、紙製クリアファイルの導入検討など、更に脱プラに向けた対応を進めてまいります。

麻布台ヒルズで取り組む廃棄物の削減と資源循環に向けた新たな取り組み

麻布台ヒルズでは、街のコンセプト「Modern Urban Village」を支える2つの柱として「Green & Wellness」を掲げています。この具現化に向け、当社がかねてより取り組んできた資源循環などに関連する各種実証実験結果をもとに、麻布台ヒルズで以下の新たな施策をスタートします。

  1. ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の実装
  2. マイボトル利用促進に向けた給水スポットの設置
  3. 入居企業・店舗と協働で削減に取り組む「廃棄物の見える化と従量課金」システムの導入
  4. ヒルズのイベントガイドライン作成~廃棄物削減・適正処理等~

このほか、フードロスの削減を目指し、麻布台ヒルズ マーケットの一部店舗では、注文を受けてから調理するバイオーダーの惣菜などにも取り組む予定です。

当社では、当社およびグループ企業内でのプラスチック削減に向けた取り組みはもちろんのこと、入居企業や店舗、街の利用者とも協働して、街(ヒルズ)を挙げて脱プラや廃棄物削減などを通じたサーキュラーエコノミーの実現を目指します。そして、"都市と自然の共生""都市の脱炭素化""資源循環型の都市"など、未来へとつながる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

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森ビルグループにおけるワンウェイプラスチックの廃止および代替品移行の具体策

2023年末を期限とする当社グループの「不要なプラスチックの廃止」に対し、主に以下取り組みを完了しました。また2022年4月のプラスチック新法施行を受け、レジデンスにおけるアメニティの脱プラ対応も加速させています。

  1. 当社直営のカフェおよびグループ会社が運営するホテル、会員制レストランでのサービス形態の変更
    • プラスチック製ストローの提供を廃止。お客様の希望に応じて紙製(一部バイオ製品)を提供
    • テイクアウト用カトラリーをプラスチック製から紙製・木製(一部バイオ製品)・再生プラスチック製に変更
  2. ビニール製の包装材を廃止
    • 「HILLS LIFE」など、当社刊行物のデジタル化による配送時の包装材廃止
    • 当社名入れカレンダーの包装材を紙製に変更
    • 年賀贈答用タオル(ビニール包装)の配布を廃止
  3. 当グループ各施設における飲料提供形態の変更
    • 当社応接室、ホテル客室、レジデンスでの提供飲料をプラカップやペットボトルからアルミ缶・紙パックに変更
    • 六本木ヒルズの教育施設「アカデミーヒルズ」に給水スポット新設
  4. 当社名入れ手提げ袋の素材変更
    • プラスチック製の持ち手や、袋部分のポリプロピレンフィルム加工を廃止し、全ての素材を紙製に変更。また、製作段階でもグリーン電力を使用するなど環境に配慮し、各環境認証マークおよび利用者に使用後のリサイクルをお願いするメッセージを表記
  5. プラスチック新法の施行を踏まえ、レジテンスのアメニティ素材を変更
    • 歯ブラシはバイオマスプラスチックを原料に含むものとし、包装材も紙製に変更
    • ボディタオル本体を綿100%とし、包装材も紙製に変更
    • 綿棒コットンセットの包装材を紙製に変更
    • 室内スリッパの包装材をシーチング製(綿100%)に変更

上記に加え、各施設に設置している傘ぶくろ(ビニール製)を順次「傘のしずく取り器」に変更、紙製クリアファイルの導入検討など、更に脱プラに向けた対応を進めてまいります。

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麻布台ヒルズで取り組む廃棄物の削減と資源循環に向けた新たな取り組み

本年11月24日に開業する麻布台ヒルズでは、街のコンセプト「Modern Urban Village~緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街~」を支える2つの柱として「Green & Wellness」を掲げています。この具現化に向け、当社ではかねてより各種実証実験を行い、街全体で廃棄物削減や資源循環など環境負荷低減を目指すための新たなシステム構築や運用の検討を進めてきました。これらの結果を踏まえ、麻布台ヒルズではプラスチックの水平リサイクルのモデルとなる「ボトルtoボトル」を実装するほか、屋外の給水スポットを設置。また、フードロスの削減を目指し、麻布台ヒルズ マーケットの一部店舗では、注文を受けてから調理するバイオーダーの惣菜などにも取り組む予定です。
さらに、入居企業や店舗ごとに、分別した廃棄物量を可視化するWEBシステムを当社が独自に開発。順次、導入を開始し、入居企業などと協働で廃棄物の総量削減に努めます。

  1. ペットボトルの水平リサイクル「ボトルtoボトル」の実装
    使用済みペットボトルを新たなペットボトルにリサイクルをする「ボトルtoボトル」水平リサイクルのルートを構築。このリサイクルにより、新たなペットボトルを作る化石由来資源の削減とCO2の削減に寄与します。
  2. マイボトル利用促進に向けた給水スポットの設置
    麻布台ヒルズの中央広場に給水スポットを設置。散策やランニングの際に誰でもご自由に利用いただけます。
  3. 入居企業・店舗と協働で削減に取り組む「廃棄物の見える化と従量課金」システムの導入
    従来はビル管理の一環として廃棄物を処理していましたが、ビル全体の廃棄物量削減を図るため、麻布台ヒルズでは、入居企業や店舗ごとの廃棄物量を可視化するWEBシステムを初めて導入します。これにより、各社が自社の廃棄物削減・リサイクル率向上を目指し、より具体的な戦略を立てることが可能となります。また廃棄物量に応じた従量課金制を導入することにより、廃棄物削減の努力がコストメリットとして反映されるようにしています。
    本システムは、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーなどにも順次導入予定です。
  4. ヒルズのイベントガイドライン作成~廃棄物削減・適正処理等~
    ヒルズで行われるイベントのサステナビリティや廃棄物に着目し、「サステナブルイベントガイドライン」を独自に作成。イベントを通じて発生する廃棄物をはじめ、エネルギーや資源の有効利用等に向けた様々なガイドラインです。麻布台ヒルズの屋外イベントで運用を開始し、随時アップデートを行いながら他ヒルズのイベント運営にも展開していきます。
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