森美術館は、現在開催中の「アナザーエナジー展」の後、以下のスケジュールで企画展を開催いたします。

Chim↑Pom展:ハッピースプリング

会期:2022年2月18日[金]-5月29日[日]
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)ほか

地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング

会期:2022年6月29日[水]-11月6日[日]
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

六本木クロッシング2022展(仮題)

会期:2022年12月1日[木]-2023年3月26日[日]
会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)

ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築

会期:2023年3月20日[月]-6月4日[日]
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)

館長メッセージ

先行きの不透明な時間が続くなか、国際性と現代性を希求する森美術館は、その存在意義や社会的役割について自問してきました。世界各地で多くの展覧会が中止や延期を余儀なくされる未曾有の経験を経て、2022年度の森美術館は、これまで以上に現代アートの社会的意義を展覧会及びラーニングプログラムを通して考えていきます。
まずは2005年に結成されたアーティスト・コレクティブChim↑Pomの個展を2022年2月からお届けします。社会の表層に隠された歴史や無意識化された意識を体当たりのプロジェクトを通して喚起してきたChim↑Pomの17年間の軌跡を包括的に紹介します。続く「地球がまわる音を聴く」展では、コロナ禍以降のウェルビーイングについて、世界各地の異なる世代のアーティスト16名の実践を通して考えます。2022年度後半は、2004年から3年毎に開催してきたシリーズ展「六本木クロッシング」の2022年版を開催します。日本の現代アートの現在地を確認し、歴史を再発見する恒例の企画です。そして、2023年3月には、コロナ禍によって延期された「へザウイック・スタジオ展」がいよいよ実現します。森美術館では「建築の日本展」以来5年ぶりとなる建築展。2023年に開業する森ビルの虎ノ門・麻布台プロジェクトの低層部設計も担当するトーマス・へザウイック率いるスタジオは、今日最も革新的な建築やデザインを見せてくれる注目のクリエイターです。
森美術館は2023年には20周年を迎えます。パンデミック以降の未来を考える森美術館の活動に、どうぞご期待下さい。

森美術館館長 片岡真実