森ビル株式会社が運営する森美術館(館長:片岡真実)とアカデミーヒルズ(理事長:竹中平蔵)、および一般財団法人森記念財団都市戦略研究所(所長:竹中平蔵)は、都市とライフスタイルの未来を議論する国際会議「Innovative City Forum 2020(以下ICF)」を、2020年11月16日~27日に初めてオンラインで開催します。

ICFは「都市とライフスタイルの未来を描く」をテーマに2013年から毎年開催している国際会議です。国内外から科学者、研究者、技術者、アーティスト、デザイナー、企業経営者、ジャーナリスト等、多様な分野のオピニオンリーダーを招聘し、科学技術の進展等による未来のライフスタイルや、その生活を支える都市の未来について議論を積み重ねてきました。これまでの登壇者は総勢368名にのぼります。

8回目となる今年は、「パンデミックとイノベーティブシティ」をテーマに、ポストコロナの都市の在り方やライフスタイルについて議論を展開します。会期の12日間を「ICFウィーク」と位置づけ、毎日オンラインの分科会を実施。最終日のクロージングセッションでは、モデレーターに森美術館特別顧問の南條史生、ゲストとして史上最年少(29歳)でボン大学哲学科の正教授に就任し、世界から注目を集める気鋭の哲学者マルクス・ガブリエル氏を迎え、各分科会のファシリテーターも交えながら、会期中に積み重ねた議論をさらに深めていきます。

新型コロナウイルス感染症によるパンデミックは、世界に「圧縮された変化」をもたらし、人間の価値観や生活スタイルも短期間で大きく変貌することになりました。果たして、この変化はポストコロナの社会にどのような影響を及ぼすのでしょうか?ウィズコロナ下で開催する今年のICFでは、今起きている変化の先にある「ポストコロナの都市の在り方やライフスタイルは、どのように変わるのか、変わらないのか、変えるべきなのか、変えてはならないのか」について、都市、社会、または文化や芸術といった多様な観点から議論を展開します。

201009_1.jpg

Innovative City Forum 2020開催概要

  • 会期:2020年11月16日(月)~27日(金)
  • 方式:オンライン
  • 参加費:各分科会・クロージングセッション(視聴のみ)は無料
    各分科会後のアフターセッション※は有料(各分科会定員20名1,000円税別)
    ※アフターセッションでは、質疑応答など登壇者との双方向対話が可能です。
  • 申込:https://icf.academyhills.com/(10月16日受付開始予定)
  • 主催:森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ
  • 協力:国際交流基金

森ビルは最先端の研究機関や大学、企業と連携し、様々な共同研究や実証実験に取り組んでおります。引き続き、六本木ヒルズをはじめとした"ヒルズ"を舞台に実験や発信を重ねながら、未来の都市とライフスタイルのあるべき姿を議論し、またイノベーションを生み出す都市づくりを実践することで、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。