2020年は「挑戦と進化の年」だ。

長年にわたり取り組んできた大規模都市再生プロジェクトが、いよいよ現実の街としてその姿を現そうとしている。複数のヒルズがつながることで、我々の戦略エリアの全貌も見えてくる。我々は、今年、今までとは違うステージに足を踏み入れようとしている。

「虎ノ門ヒルズエリア」では、「ビジネスタワー」がいよいよ4月に開業を迎え、日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」も6月に一部開業する。「レジデンシャルタワー」と「(仮称)ステーションタワー」の工事も順調に進捗中だ。多様な機能を組み合わせ、様々な仕掛けをすることで、エリア全体を「国際新都心・グローバルビジネスセンター」へと進化させる。「虎ノ門・麻布台プロジェクト」は、コンセプトの「Modern Urban Village ~Green & Wellness~」を具体化させていく。「地球環境問題」や「豊かな健康」は、都市の未来を考えるうえで極めて重要なテーマだ。「六本木5丁目プロジェクト」も、都市計画提案に向けて全力で推進していく。

今、森ビルの社員は、大きく成長できる環境と、いろいろなことに挑戦できる局面にいる。これだけ多くのプロジェクトが同時並行で動いているからこそ、たくさんのノウハウを吸収して成長できるし、若手にもチャンスが巡ってくる。また、これほど急激にいろいろなことが変化している時代には、既成概念を覆すような挑戦や提案も受け入れられやすい。挑戦や進化のタネはあらゆるところにある。とにかく自分で考えてやってみる、変えてみることだ。実際にやってみるとたくさんの問題に直面するが、諦めずに目的を達成したときの成長と喜びは格別だ。

新しいことに挑戦する人や、物事を進化させていける人には、未来を見ようとする姿勢や、いろいろなことに対する強い好奇心がある。社内の至るところにそうしたエネルギーが渦巻いている会社になって欲しい。そういう組織になった時、森ビルはますます森ビルらしく進化できるだろう。