森ビル株式会社が運営する森美術館(館長:南條史生)とアカデミーヒルズ(理事長:竹中平蔵)、および一般財団法人森記念財団都市戦略研究所(所長:竹中平蔵)は、国際交流基金アジアセンターを共催者に迎え、都市とライフスタイルの未来を議論する国際会議「Innovative City Forum 2019(以下ICF)」を、2019年11月19日、20日に、六本木ヒルズで開催します。

ICFは「都市とライフスタイルの未来を描く」をテーマに2013年から毎年開催している国際会議です。国内外から科学者、研究者、技術者、アーティスト、デザイナー、企業経営者、ジャーナリスト等、多様な分野のオピニオンリーダーを招聘し、科学技術の進展等による未来のライフスタイルや、その生活を支える都市の未来について議論を積み重ねてきました。これまでの登壇者は総勢289名にのぼり、今年は60名超が登壇する予定です。

7回目となる今年は、「第四次産業革命とその先の未来の姿」に着目し、世代を超えた議論を行います。基調講演には、BIノルウェービジネススクール名誉教授で、未来と気候変動を中心とした持続可能な開発問題の権威であるヨルゲン・ランダース氏と、安藤忠雄建築事務所を経て建築・都市とテクノロジーを融合したコンサルティングを国内外で行う豊田啓介氏、森美術館館長の南條史生を迎えます。

国連のSDGsに「都市と人間の居住地を、包括的、安全、レジリエントかつ持続可能にする」という目標が掲げられているなか、現代の都市は高齢化、環境の悪化、食料やエネルギー供給の困難など、多様な問題に直面しています。一方で、科学技術の加速度的な進展により次々とこれらの問題が解決され、ライフスタイルも変革していくことでしょう。

そのような時代において、社会やライフスタイル、文化など多様な観点から最新の知見を結集し、未来への新たなビジョンをデザインする必要が出てきました。ICFでは、最善の未来を模索する方向を示唆すると同時に、人間の生きる意味とは何かといった根源的な問いについて、多角的な視点から議論します。

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【Innovative City Forum 2019開催概要】
会期:2019年11月19日(火)~20日(水)
会場:六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階)
参加費:各セッション5,000円(税込)
※The Japan Foundation Asia Center セッション、ICF Hub セッションは各2,000円(税込)
主催:森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ
共催:国際交流基金アジアセンター
協力:世界経済フォーラム、国際文化会館、ロフトワーク

森ビルは最先端の研究機関や大学、企業と連携し、様々な共同研究や実証実験に取り組んでおります。
引き続き、六本木ヒルズをはじめとした"ヒルズ"を舞台に実験や発信を重ねながら、未来の都市とライフスタイルのあるべき姿を議論し、またイノベーションを生み出す都市づくりを実践することで、国際都市・東京の磁力向上に貢献してまいります。