この度、森ビルグループが中国・上海で運営する上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center、2008年竣工)が、高層ビル・都市居住協議会(Council on Tall Buildings and Urban Habitat/本部:米国・シカゴ、以下CTBUH)より、「過去50年間で最も影響力のある高層ビル50棟(The 50 Most Influential Tall Buildings of the Last 50 Years)」に選出されました。

CTBUHとは、持続可能な社会発展や高層ビルに関する技術・知識の発展などを目的として、世界の建築・構造・エンジニアリングの専門家等によって1969年に設立された国際非営利団体であり、今年で設立50周年を迎えます。

この度、CTBUH設立50周年を記念して、過去50年間に世界中で建設された数多くの高層ビルの中から、その象徴性や周辺環境・景観との調和性、地球環境への配慮、構造の革新性などの観点から、最も影響力のある50棟の高層ビルが選定され、世界各国の名だたる高層ビルと共に、上海環球金融中心が選出されました。

CTBUHのCEOであるアントニー・ウッド氏は、選出された50の高層ビルに関して、「これらのビルは、高層ビルの歴史においてマイルストーン的な役割を果たすものばかりです」とコメントしています。

上海環球金融中心以外には、同じく発展著しい上海・浦東新区陸家嘴エリアに位置する金茂タワー(1999年)や上海中心(2015年)をはじめ、トランスアメリカ・ピラミッド・センター(米国・サンフランシスコ、1972年)、ウィリス・タワー(米国・シカゴ、1974年)、台北101(台北、2004年)、ブルジュ・ハリファ(UAE・ドバイ、2010年)、マリーナベイ・サンズ(シンガポール、2010年)、ザ・シャード(英国・ロンドン、2013年)、ワン・ワールドトレードセンター(米国・ニューヨーク、2014年)などが選出されています。

なお、上海環球金融中心は、2008年にCTBUHより「Best Tall Building Worldwide(世界最優秀高層ビル)」と「Best Tall Building Asia & Australasia(アジア/豪州地区最優秀高層ビル)」の認定を受けており、2018年には「10 Year Award(10年間の功績を讃える賞)」を受賞しています。

当社は、「都市を創り、都市を育む」という思想のもと、東京で培ってきた都市づくりのノウハウを活かし、「上海環球金融中心」を育んでまいりました。引き続き、アジアを代表する金融センターとして、周辺施設との連携によるエリアマネジメントを推進することで、上海市のさらなる磁力向上に貢献してまいります。

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上海環球金融中心(Shanghai World Financial Center)