森ビル株式会社(東京都港区六本木、代表取締役社長 辻 慎吾)は、この度、福井県、福井県永平寺町、および曹洞宗大本山永平寺の3者が協力、連携し実施することを発表した「永平寺門前の再構築プロジェクト」において、基本計画策定業務を担うことになりました。

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旧参道の再生イメージ

福井県は現在、舞鶴若狭自動車道の全線開通(2014年)や北陸新幹線金沢開業(2015年)、中部縦貫自動車道福井北・松岡間開通といった高速交通インフラ整備の進展とともに、今後は「福井しあわせ元気国体」(2018年)や「東京オリンピック・パラリンピック」(2020年)の開催が予定されるなど、国内外から誘客できる絶好の機会を迎えています。
この好機を捉え、福井県、永平寺町、永平寺の3者は、国内外での知名度が高く、県を代表する観光地である大本山永平寺門前の魅力を最大限に高める「永平寺門前の再構築プロジェクト」を協力、連携して実施していくことを発表。今後、2019年のプロジェクト完了を目指し、3者それぞれが以下の各事業を推進し、永平寺参拝者受け入れの再構築につとめていきます。

「永平寺門前の再構築プロジェクト」で推進する整備内容
内容事業主
旧参道との一体的な永平寺川の修景 福井県
1600年代の古地図に基づく旧参道の再生 永平寺町
ゲートウェイとなる観光案内所等の整備 永平寺町
外国からの参拝にも対応できる宿泊施設の整備 大本山永平寺

官民連携による地方創生を実現し、日本全体の磁力向上に貢献
当社は、2012年11月、大本山永平寺と「永平寺をめぐる環境の再構築を構想する「禅の里」事業」に関する基本協定を締結し、以降、永平寺の総合コンサルティングを行っています。また、本年6月11日には、永平寺町とも「まちづくり基本協定」を締結し、まちのブランディングや国内外から多くの人を惹きつけるまちづくりに対し支援を開始しました。本プロジェクトにおいては、プロジェクト全体の基本計画を策定後、各整備事業についても総合的に支援していくことで、現在協議を進めています。
当社としましては、国内最大規模の複合都市「六本木ヒルズ」や、東京都との官民連携により昨年開業した虎ノ門ヒルズなど、大規模再開発を通じて蓄積してきた多様なノウハウや総合調整能力をもとに、このたびの各整備事業を総合的に支援することで、官民連携による地方創生を実現し、ひいては日本全体の磁力向上に貢献できるよう、努めてまいります。