森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 辻 慎吾)は、オフィスマーケットの需要動向を把握することを目的に2003年より毎年「東京23区オフィスニーズに関する調査」を実施しております。
当調査は、東京23区に本社が立地する企業で資本金上位の1万社を対象に、今後の新規賃借予定等のオフィス需要に関するアンケートを行なっており、この度2014年調査がまとまりましたので結果をご報告致します。

■新規賃借理由の2年連続トップは「業容・人員拡大」。
新規賃借予定の「面積拡大」「1年以内に移転予定」の割合も増えており、
オフィス需要は引き続き堅調に推移。

新規賃借理由の2年連続トップは「業容・人員拡大」。「立地の良いビルに移りたい」も2位を維持した。
一方「賃料の安いビルへ移りたい」は大幅にポイントを減少し、3年連続順位を下げて6位になった。
新規賃借面積は3年連続「拡大」が増加、移転予定時期も「一年以内」が増加しており、オフィス需要は堅調に推移している。

<新規賃借意向の傾向>
・新規賃借予定「有り」の割合は20%で、6年連続で2割超となった。
・新規賃借面積も「拡大予定(56%→59%)」が3年連続増加した一方、「縮小予定(16%→13%)」も3年連続減少した。
・新規賃借予定理由は「業容・人員拡大(38%)」が昨年に続き2年連続トップに。一方「賃料の安いビル(22%)」は4年連続ポイントを減少し、2006年以来8年ぶりの6位に。
・移転希望エリアでは「虎ノ門」「神谷町」「丸の内」「品川駅周辺」など、東京オリンピックに向けて新たな再開発や交通インフラの整備計画が発表されたエリアが高いポイントを獲得している。

<2020年東京オリンピック開催の業績への影響>
・2020年東京オリンピック開催決定にともない、「業績拡大が期待できる」とした企業は36%。