森ビルグループの都市開発コンサルティング会社である森ビル都市企画株式会社(東京都港区 代表取締役社長 山本 和彦)が総合コンサルタントとして参画する韓国・ソウルの大規模複合再開発プロジェクト「D-Cube City」内の商業施設が、8月26日にオープンを迎えます(グランドオープンは9月23日)。本事業において、森ビル都市企画は2006年より5年間に渡り、企画・設計からリーシング、運営・管理計画までをトータルにサポートして参りました。同社の海外都市開発コンサルティング事業において初の大規模プロジェクトのオープンとなります。なお、オープン後の街の運営についてもコンサルティング業務を受託予定です。

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当プロジェクトのポイント ※プロジェクト詳細(PDF)参照
・地上43階建ての複合棟(オフィス・ホテル・商業)を中心に、レジデンス棟(2棟、51階建て)やミュージカルホールを備えた複合用途のコンパクトシティ
・建築デザインにThe Jerde Partners(六本木ヒルズの外構デザインを担当)を起用、ソウル西南エリアの象徴
・話題のSPA(ファストファッション)ブランドが集結、ソウルの若者の新スポット
・海外からの観光客がワンストップで韓国のファッションや雑貨、料理を楽しめる一大観光拠点

森ビル、アジアでの「街づくり」コンサルティング事業を拡大
  ※森ビルグループのアジア展開(PDF)参照
~大規模複合施設の企画力、街のマネジメント力を発揮~
「六本木ヒルズ」に代表される街づくりの理念やノウハウ、また「上海環球金融中心」など海外事業における実績は海外から高い評価を受けており、韓国においても、既にソウル、テグ、プサンなど主要都市で複数のコンサルティング業務を受託しております。成長著しいアジアにおいて、今後、街をつくるというハードはもちろん、完成した街の運営・マネジメントというソフト面の需要急増が見込まれるなか、当社としましては、当社の街づくり理念「Vertical Garden City(立体緑園都市)」をもとに、大規模複合再開発において企画・設計から運営・管理までをトータルで担う街づくりノウハウを活かしたコンサルティング事業を積極的に展開し、アジアのさらなる発展に貢献して参ります。

■大成産業(株) 車 道潤社長 インタビューより抜粋
D-Cube Cityは当初、他の開発と同じように、全く同じ建物を3棟建てる平凡な計画でした。
しかし、複合開発に精通した森ビルと出会い、完全にゼロの状態から再設計をすることになりました。その結果、D-Cube Cityはソウル西南エリアのランドマーク「韓国版六本木ヒルズ」になったと自負しております。私どもは当プロジェクトを通じて、単純に開発利益を得ることではなく、大規模な複合開発の完成により近隣住民の生活環境が革新的に良くなることを目標にしています。

全体計画概要

プロジェクト名称:D-Cube City
所在地:韓国ソウル市九老区新道林洞 360-45
敷地面積:25,650m² (7,750坪)
延床面積:350,050m² (105,900坪)
用 途 :事務所、住宅、ホテル、店舗、ミュージカルホール、コンベンション
事業者 :大成産業株式会社(韓国)
施工者 :大成産業株式会社(韓国)
森ビル都市企画受託内容:立地環境分析、開発戦略策定、事業性分析、マーケティング計画、設計関連業務、テナントリーシング、運営管理支援 等
着 工 :2007年11月
竣 工 :2011年6月
総事業費:約1兆3,000億ウォン(約1,000億円)

<プロジェクト経緯>
2004年:大成産業(株)運営の練炭工場敷地の再開発を決定
2006年6月:森ビル都市企画参画、商業・文化施設を含めた複合再開発へ変更
2007年7月:レジデンスの分譲販売を開始(完売)
2011年8月26日:商業施設オープン
2011年9月1日:ミュージカルホールオープン
2011年9月16日:ホテルオープン
2011年9月23日:グランドオープン