海外事業

International

森ビルは、六本木ヒルズや麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズなど、日本国内で培ってきた経験とノウハウを活かし、海外でも都市づくりの開発投資やコンサルティングなど、多様なプロジェクトを展開しています。

上海で独資による複合開発に挑戦

1995年に上海での初めてのプロジェクトとなる上海森茂国際大厦(現HSBCタワー)の建設を開始し、1998年に竣工。テナントには日本の金融機関・商社を中心に、欧米系金融機関も多数入居しました。特に上海の外資系金融機関としてトップの地位にあるHSBC(香港上海銀行グループ)がここに中国本部を構えたことで、日本企業だけでなく欧米企業にも広くその名が知られました。
その後、アジア経済危機などを乗り越え2008年は「上海環球金融中心」を開業。総合ディベロッパーとして独資による複合開発に挑み、国境を越え、森ビルの都市づくりを実現しました。中国において初めてタウンマネジメントを導入し、街のブランディングにも貢献。上海を代表するランドマークとして確固たる地位を築くとともに、その磁力が中国、アジア、世界の未来へ影響を与える「グローバルマグネット」として、進化を続けています。

東南アジア、欧米にも事業展開

2016年には、成長著しい東南アジア諸都市を中心に新たなビジネスチャンスを模索するため、シンガポールに現地法人を設立。2017年に当社初の東南アジアにおける開発事業として、インドネシアの首都・ジャカルタ市でプロジェクトの推進を決定し、2022年に「JAKARTA MORI TOWER」を開業しました。昨今では、2024年に当社の米国子会社「Mori Building (U.S.A.) LLC」を通じて米国ニューヨーク市の新たなランドマークとして知られる「One Vanderbilt Avenue」の所有持分の一部をSL Green Realty Corp.より取得するなど、海外事業を展開しています。