3月9日、六本木ヒルズにて六本木ヒルズ自治会とともに総合震災訓練を開催いたしました。六本木ヒルズの居住者、オフィスワーカー、店舗スタッフ、近隣住民など、約900名が参加し、震災時の「自助」「共助」に向けて様々な訓練を体験されました。今回の参加者数は、2004年の開催以来最多(例年の2倍)で、東日本大震災後、防災への意識の高まりが伺えました。

当社が実施する震災訓練は、施設の安全性を前提に、地域内外の救援・サポート活動を災害時に円滑に行えるように準備する訓練内容が特徴です。
かねてより当社は災害時に逃げ出すのではなく、「逃げ込める街」を目指し、耐震性に優れた建物やエネルギー供給システムなどの都市インフラを整備するとともに、災害時の組織体制や備蓄等のソフト面も備えることで地域の防災拠点としての街づくりに取り組んできました。
こうしたハード・ソフト両面での震災対策は、昨年の東日本大震災においてその効果を確認、実証することができました。

また、現在、首都直下地震の発生が危惧されるなか、当社では電力の供給問題やBCP対策、帰宅困難者問題などの東日本大震災での教訓及び震災後の意識変化等も踏まえ、以下の新たな震災対策等に取り組んでおります。
首都直下地震に備え、当社では今後も首都・東京の高度防災化に向け、ハード・ソフトともに安全・安心な逃げ込める街づくりに一層取り組んでまいります。

森ビルの震災に関する取組み
東日本大震災時の対応(PDF)

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六本木ヒルズ震災訓練の様子

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AED操作訓練

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心肺蘇生訓練

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消防演習

  

安全特集
1)非常時は災害に強い都市ガスで発電。事業継続性を高める
2)帰宅困難者の受入れで港区と協定締結
3)超高層ビルの耐震設備やエネルギー供給など六本木ヒルズを支える裏側を特別公開
4)震災時の事業継続計画(BCP)における新たなソリューションとしての「震災対策フライトプラン」
5)六本木ヒルズ震災訓練に、住民やワーカーなど、開催以来最多の約900名が参加されました