森ビルが特定建築者(施行者:東京都)として建設中の「虎ノ門ヒルズ(環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区)」が、今年5月にいよいよ竣工をむかえます。

昨年3月に上棟をむかえ、現在は、5月末の完成を目指し、外構や内装工事が急ピッチで進む虎ノ門ヒルズ。
地上52階建て、高さ247mの超高層複合タワーには、最高スペックを備えたオフィス、眺望抜群の高規格住宅、国際水準のカンファレンス、多様な都市活動を最大限サポートする店舗、そして日本初進出となる革新的ホテル「アンダーズ 東京」等で構成されます。
虎ノ門ヒルズ公式サイトがオープンしていますので、ぜひご覧ください。

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3層吹抜けのアトリウム

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東京のスカイラインを堪能できる52Fのオープンエアテラス

(1)国際戦略総合特区「アジアヘッドクォーター特区」の中心である新橋・虎ノ門エリアの飛躍的発展に寄与

東京都の推進する国際戦略総合特区に位置する虎ノ門ヒルズと、環状二号線を軸に南北に広がる虎ノ門・新橋エリアは、国際色豊かな赤坂・六本木と、先進企業が集積する汐留の結節点。環状二号線の開通によって、人や情報の飛躍的な交流促進が期待されています。虎ノ門ヒルズは、国際ビジネスセンターの一翼を担うとともに、このエリアの魅力を飛躍的に高めるものとして、また周辺の都市開発の起爆剤となり、東京の国際新都心形成に寄与することを目指します。

(2)官民連携で推進

東京都施行再開発では初めて「事業協力者方式」が導入された当事業。森ビルは、都市開発ディベロッパーとしての経験とノウハウを活かし、施行者(東京都)と権利者とのパートナーとして、2002年から再開発ビルの計画について助言、提案等にかかわり、2009年からは「特定建築者」として、再開発ビルの建設と保留床の取得および運営を推進しています。
完成後の管理者予定者および管理会社予定者に選任されており、完成後の管理運営段階においても責任を持って取り組んでいきます。

(3)立体道路制度を活用した東京都心の新しい都市開発モデル

当事業は、立体道路制度の利用により、道路事業と再開発事業が一体的に推進されています。環状第二号線の本線部を地下化し、道路の上下空間を建築可能区域として再開発ビルを建設することで、土地の有効利用を図っています。
この都市開発事業は、都市計画道路が今後の都市再生のインセンティブになるということを示す画期的な手法であるとともに、貴重な都心の土地を最有効活用し、都心部の多機能かつ高度な立体的都市づくりを可能にする、新しい都市開発のモデルケースです。

 

新「ヒルズ」を中核に国際新都心形成へ
「ヒルズ」は、森ビルが手がけた大規模複合再開発事業の「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」等に代表されるように、当社が地元の方々と長い歳月をかけて創り上げ、育んできた“街”の世界ブランドです。
当社は、東京再生の起爆剤として誕生する新たな「虎ノ門ヒルズ」とともに、新橋・虎ノ門エリア全体の価値を高めるべく、地元の方々やテナント企業が共に発展するエリアマネジメント事業も積極的に展開し、「ヒルズ」を世界に誇る街ブランドとしてさらに進化させながら、国際新都心の形成を強力に推進していきます。

 

3月29日には、環状2号線新橋・虎ノ門間が開通!
去る2月26日、東京都市計画道路環状第二号線のうち、第一京浜(港区新橋四丁目)から外堀通り(港区虎ノ門二丁目)までの約1.4キロメートルの区間が3月29日に開通することが東京都から発表されました。3月23日には開通を記念したウォーキングイベントも予定されています。
本道路の開通により、都心部の道路ネットワークが強化され、周辺交通の円滑化が図られるとともに、沿道まちづくりが誘導されるなど、周辺地域の活性化が期待されています。