8月26日（木）、27日（金）、「六本木ヒルズの安全の"ヒミツ"探検ツアー」を開催、2日間であわせて15組34名の親子に参加いただきました。水、アートの"ヒミツ"探検ツアーに続く、今夏最後のヒルズ「街育」プロジェクトとして、「逃げ込める街」六本木ヒルズで、震災訓練をしながら「安全な街づくり」「安全の大切さ」について子供達に学んでいただきました。
今夏の「街育プロジェクト」概要
【安全の"ヒミツ"探検ツアー概要】
実施日：8月26日（木）、27日（金）
参加者数：26日/9組22名、27日/6組12名
模型で実際の地震の動きを再現
震災井戸から汲み上げた水で放水体験
消火器操作の訓練
お母さんに一生懸命応急手当
内容：
（1）災害・地震について学ぶ（巨大都市模型を利用しレクチャー）
1,000分の1スケールの巨大都市模型や、阪神・淡路大震災直後の街の様子などを見ながら、地震の怖さや街・建物の安全性について学習。
（2）震災訓練を体験する（消火器操作、煙体験、起震車）
東京消防庁および麻布消防署の協力のもと震度7の揺れを体験したほか、消火器の操作方法を学んだり、火災時の煙の中での避難を体験。
（3）災害に強い街の工夫を学ぶ（六本木ヒルズの裏側を見学）
非常用食料（約10万食）などを備蓄している民間企業としては最大規模の備蓄倉庫などを見学して、災害に強い街の工夫を学習。
（4）災害に対する準備・心構えについて考える（非常食の試食、応急手当、レクチャー）
実際に非常食を試食したほか、三角巾を使った応急手当の訓練など、自分たちが日ごろからできる災害に対する準備について考えました。
【全ツアー（水・アート・安全）に参加した方へのアンケート】
今回の安全の"ヒミツ"探検ツアーの参加者の中に、3年間かけて夏の街育ツアー3つ全てに参加していただいた親子がいました！ 後日インタビューを依頼し、いくつか質問をさせていただきました。
Q：探検ツアーに参加する最初のきっかけは何でしたか？
「六本木ヒルズのアートの"ヒミツ"探検ツアー」（がきっかけでした）。
小学校で配られた案内のチラシを見て、夏休みに芸術に触れる機会を増やしたいと思ったのがきっかけです。六本木には、たくさんの美術館がありますが、静かに見ることができるだろうか、作品に触れないだろうかと心配で、今まであまり連れて行きませんでした。
正直、飽きてしまうのではないかとも思いましたが、探検ツアーという名前なので、思い切って応募いたしました。
Q：3つのツアーすべてに参加したのはなぜですか？
1度目の「アートの"ヒミツ"探検ツアー」では、集合場所のママンから始まり、森美術館ではアネット・メサジェの作品を、大変わかりやすく説明していただいたおかげで、驚くほど興味深く鑑賞していました。入ってすぐ、奇妙な鳥のぬいぐるみが天井から吊るされている光景など、娘には衝撃的だったようです。後に、お友達を連れて再度見に行き、説明していたのにはびっくりしました。
こんな貴重な体験をさせていただいたので、翌年の「水の"ヒミツ"探検ツアー」にも、迷わず応募いたしました。今年は、6年生で最後なので、「安全の"ヒミツ"探検ツアー」にも参加させていただきました。
Q：参加してみてどうでしたか？
普段見たり経験できないことをできて、とても勉強になりました。
「水の"ヒミツ"探検ツアー」では、巨大な設備を見学しながら、ヒルズの裏側をほんとに探検するように、楽しく水の大切さを学びました。六本木ヒルズでは、水という限りある資源を大切に使う努力をしていること、子どもにもよく伝わっていたと思います。
「安全の"ヒミツ"探検ツアー」でも、煙、放水、起震車の体験、非常食の備蓄倉庫の見学など、初めてのことばかりでした。娘は、災害に対する準備をしておくことの大切さに気が付いたようです。六本木ヒルズの耐震構造にも驚いていました。
Q：ツアーの中で何か印象的だったことはありますか？
六本木ヒルズは見た目の華やかさの裏で、環境・安全・文化に対し、いろいろな取り組みをしていることを知りました。
暑い中で、いつも大勢のスタッフの方達が、子ども達にもわかりやすく一生懸命説明して下さっている姿は印象的で、本当に感謝しています。いつもお土産で、展望台のチケットが入っているのも、ちょっと楽しみだったみたいです。
Q：今後の要望はありますか？
娘は3年間ですべてのツアーに参加することができました。是非今後も続けて、たくさんの人に参加してほしいと思います。
3年間、全てのツアーにご参加いただきましてありがとうございました。
今後も、たくさんの方々に森ビルの取り組みについて知っていただけるよう継続して「街育プロジェクト」を開催していきます。10月には名古屋で行われるCOP10に合わせ、親子で"ヒルズ"のみどり探検ツアーを開催予定です。