本日(4月1日)の弊社入社式における、新入社員へ向けた社長所感の要旨をご紹介いたします。なお、本年度の新入社員は35名(総合職:29名、特定職:6名)です。

新たに誕生した「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」を軌道に乗せつつ、
異なるコンセプトと特徴を備えた複数のヒルズをつなぎ、
エリア全体で国際新都心を目指す

我々が今、全力で取り組んでいるのは、「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」のポテンシャルを最大限に引き出し、街を軌道に乗せることだ。麻布台ヒルズはGreen&Wellnessを軸に「人と人をつなぎ、緑に包まれた広場のような街」として、虎ノ門ヒルズは「国際新都心・グローバルビジネスセンター」として、それぞれのコンセプトを具現化できるような新しい仕組みや仕掛けを、パートナーや街の人々と連携してつくり上げていく。街の様々な施設や機能がしっかりと繋がり、街全体が1つの生命体のように動き出すようにしなければならない。

我々が長年、大規模再開発による多機能複合型の都市づくりを進めてきた、港区の虎ノ門から六本木にかけてのエリアは、大使館や領事館が集積し、外資系企業や外国人居住者が非常に多く、文化施設や病院、学校、ミシュラン星付きレストランも多数立地している。多様性があり、文化的にも豊かなこのエリアに「麻布台ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」が誕生し、「アークヒルズ」や「六本木ヒルズ」などコンセプトの異なる複数のヒルズが連なったことで、我々の戦略エリアの可能性と国際新都心に至るシナリオが誰の目にもはっきりと見えてきた。

都市づくりの思想を共有しつつ、異なるコンセプトと特徴を備えた複数のヒルズを、ビジネスや文化、緑のネットワークでつなぎ、DXでつなぎ、エネルギーや物流などのインフラでもつないでいけば、間違いなく世界に類のない、強い磁力を持ったエリアになるはずだ。さらに、このエリアでは「六本木5丁目プロジェクト」や「虎ノ門3丁目プロジェクト」も推進している。これらが加われば、我々の戦略エリアはさらに凄いことになる。

皆さんは本当に重要な時期に森ビルに入社する。若い世代にもたくさんの仕事が回ってくるし、都市づくりが好きな人にとってはこれ以上ないチャンスだ。チャンスを掴むためには、まず、目の前の仕事に夢中に取り組むことだ。どんなに小さな仕事でも考えて考えて考え抜き、最後までやり遂げたときに大きく成長することができる。そして、自分で仕事を創り出せるようになれば、仕事はもっと面白くなり、能力はさらに伸び、より大きなチャンスを掴めるようになるだろう。共に挑戦し、共に成長し、共に未来を拓いていこう。