森ビル株式会社は、お台場「ヴィーナスフォート」の天井環境演出照明を全灯LED化する交換工事を実施し、7月29日より運用を開始いたします。
約1時間で青空から夜空へと刻々と変化する「空の照明」は、街を散策するテーマパークとしてヨーロッパの街並みを再現した「ヴィーナスフォート」にとって、欠くことのできない環境演出です。当初は、年度内の施工を予定していましたが、東日本大震災による電力不足を受け、8月の電力ピーク前に完了できるよう前倒しして対応。施設としての“環境演出の魅力”を維持しながら、同時に電力消費量を削減できるよう努めました。
「空の照明」をLED化することで、照明による消費電力は1/10まで削減が可能になります。また、ハロゲン照明の使用により高温となっていた照明周辺の温度も低下することができるため、空調効率も向上させることができます。

「空の照明」をLED化 青空ヴァージョン

「空の照明」をLED化 夕空ヴァージョン
日本で初めて導入された天空の演出システム
17~18世紀のヨーロッパの美しい街並みを再現した「ヴィーナスフォート」は、約1時間のローテーションで、昼の青空から夕焼けに、そして日没、夜空へと変化し、朝焼けの空から再び昼の空へと変化する天空の演出が、訪れる人々の目を楽しませています。コンピュータ制御によるこの照明演出は、日本で初めての本格的な天空の演出システム「スカイフィーチャー・プログラム」として1999年の開業当初から導入されており、今では「ヴィーナスフォート」の欠かせない魅力となっています。
■LED照明数:1,650灯(照射エリア:約4,880m²)
※変色LEDを使用し、青空、夕空、夜空などの表現を行っています。
■交換工事:2011年6月20日~7月28日
※7月29日(金)より全灯LED照明で運用開始