森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森稔)が、千代田区永田町にて推進して参りました「永田町山王森ビル」が、7月29日(水)に上棟いたしました。

アクセスと利便性が高く、緑豊かな周辺環境

当ビルは、ビジネスの中枢である赤坂・永田町エリアに位置します。周辺には、地下鉄6路線が集結しており、東京メトロ溜池山王駅・国会議事堂前駅から徒歩2分の利便性が高いエリアであり、かつ、日枝神社に隣接する緑豊かなエリアでもあります。
地上8階建、延床面積約5,180m²の事務所ビルで、基準階貸室は開放感のある3.0mの天井高、高度な耐震(制振)性能・セキュリティ機能とデザイン性を兼ね備えたビルグレードとなっています。
今後は、平成21年12月末の竣工を目指し、取組んでまいります。

当ビルの主な特徴
・ビジネスの中枢 地下鉄6路線が集結する高い利便性
・高いスペック、耐震性、セキュリティを確保
・隣接する日枝神社の緑へとつながる約400m²のルーフガーデン
・デザイン性と省エネルギー性を兼ね備えたファサード

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完成イメージ
(上記パースはイメージのため実物とは異なる場合があります)

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■ビジネスの中枢 地下鉄6路線が集結する高い利便性
当ビルは、ビジネスの中枢である赤坂・永田町エリアに位置します。当計画の所在地周辺は、東京メトロ南北線、千代田線、丸の内線、銀座線、半蔵門線、有楽町線の6路線が集結し、東京メトロ溜池山王駅・国会議事堂前駅から徒歩2分の非常に利便性の高いエリアとなっております。

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エントランスホール

■高いスペック、耐震性、セキュリティを確保
基準階貸室の天井高は開放感のある3.0m、1階はショールームなどにも活用できるよう5mの天井高となっています。中小規模ながら、制振構造を取り入れ、セキュリティも3段階(建物出入口、エレベータカゴ内、貸室扉)設けております。

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・制振システム
制振装置【※】(アンボンドブレース、制振間柱)をバランスよく配置することで建物の変形を通常よりも20%程度低減し、大地震時における建物の損傷を抑える制振構造としています。

※制振装置(アンボンドブレース、制振間柱)
建物本体の柱・梁に使われる鋼材よりも、柔らかい鋼材を部分的に用いることで、大地震時のような比較的振幅の大きなゆれが発生した場合に、柔らかい鋼材の部分に変形を集中させ、地震のエネルギーを吸収させ建物本体の躯体損傷を抑えることができます。

セキュリティシステム
建物出入り口とオフィス出入り口扉に非接触型ICカードを用いた3段階のセキュリティシステムを採用。24時間、安全かつスムーズな入退室を実現し、関係者以外の侵入を制限します。

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■隣接する日枝神社の緑へとつながる、約400m²のルーフガーデン
屋上には、ルーフガーデンを設け、植栽を配置。隣接する日枝神社の深い森と呼応した緑を配することで、オフィスワーカーのためのリフレッシュ空間を確保しつつ、都心のヒートアイランド対策にも貢献します。

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屋上のルーフガーデン

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ルーフガーデンからの眺望

■デザイン性と省エネルギー性を兼ね備えたファサード
ファサードの東西面は、日射を制御する縦ルーバーによる構成とし、眺望を確保しつつ垂直なラインの連続により永田町という立地にふさわしいグレードの高いデザインとなっております。また、空調負荷の高い東西面に日射を防ぐルーバーを設けることで、省エネルギー性能を高めています。

計画概要

計画名称:永田町山王森ビル
所在地 :東京都千代田区永田町二丁目57番3号、58番1号(地番)
敷地面積:949.52m²
建築面積:875m²
延床面積:5,180m²
階 数 :地上8階
用 途 :事務所
基準階貸室面積:約680m²
総貸室面積:約3,600m²
建物高さ:34.6m
構 造 :鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)
建築主 :森ビル株式会社
設計者 :株式会社久米設計
施工者 :清水建設株式会社
着工時期:2008年12月
竣工時期:2009年12月末(予定)

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