森ビル株式会社(東京都港区 代表取締役社長 森稔)では、本日(1月5日)午前9時より、2009年仕事始めの行事を執り行いました。ここに、弊社社長森稔の年頭所感(要約)をご紹介いたします。

■2009年1月5日 弊社社長所感(要約)
世界的な金融危機のなかで、今年は、まず第一に足元を固める年としたい。業務の合理化、効率化から人員の適正配置も含め、これまでの延長ではなく、全く新しくクリエイティブかつ挑戦的な取組みで、組織基盤の徹底的な強化を図っていく。
一方で、開発事業の手を休めるということではない。これまでも、我々の手がけた再開発事業は、不景気の時期にまとまって前進してきた歴史を持つ。我々にとって、厳しい時代はピンチではなく、先を見据えた確かな布石を打つ大きなチャンスである。東京が、世界、そしてアジアに遅れをとらないためにも、今こそ「アーバン・ニューディール政策」を実行に移すべく、都市のグランドデザインを描き、これからの知的な高度サービス産業の時代に相応しく、環境、安全、文化、教育面にも優れ、世界中から人々が集う、快適でタイムリッチな21世紀の新しい都市国家の創造を目指す。この5年、10年はとても大事な時期となるが、我々がかねてより提唱する「ヴァーティカル・ガーデンシティ」構想に基づく都市づくりを積極的に進めることで、日本の未来に貢献していきたい。
今年の干支は「己丑(つちのとうし)」、糸偏を付けると「紀(き)」「紐(ひも)」と、いずれも道筋をつけるということに関わる字となる。基盤強化により道筋を整理し、また「牛」が示すように積極果敢に挑戦する年、足元を固めつつ、先の夢を描く年と解釈する。世界のディベロッパーとしてのさらなる成長を願い、皆さんの一層の奮起と活躍を期待する。

以上