森ビル株式会社

ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト

ツアーレポート
2019 夏

  • かんきょう
開催期間:
2019年7月22日~8月20日
合計参加者数:
997名

夏休み期間にあわせ、「安全・環境・文化」をテーマに、通常非公開の屋上庭園や備蓄倉庫など、ヒルズの裏側を探検する「六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー」や、災害時に強い「逃げ込める街」を実現している六本木ヒルズで、安全・安心な街づくりについて学ぶ「安全と安心のヒミツ探検ツアー」など、6つのプログラムを開催。多くの方に参加いただき、楽しく学びながら街について考えました。

六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー

参加人数:506名  
開催日時:7月26日(金)~8月8日(木)

「子どもだけでなく、大人もヒルズの裏側を探検したい!」という声に応え、六本木ヒルズのヒミツをダイジェストで紹介するツアー。四季折々の自然が感じられる「屋上庭園」や、10万食分の非常食が保管されている「備蓄倉庫」など、通常非公開の場所を見学しました。

見学1

森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」についてレクチャーした後、六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」を見学。都市を俯瞰する“鳥の目線”で東京の街並みを観察しながら、特徴を学びました。普段とは違った視点で見る東京の街に、皆さん興味津々でした。

見学2

1年を通してさまざまな植物が私たちの目を楽しませてくれる、けやき坂コンプレックスの「屋上庭園」。田植えを終えた水田や、カエルやメダカの棲む池など、都心にある豊かな自然を観察しました。また、「屋上庭園」が、制振装置の一部として建物の揺れをおさえるヒミツについても学びました。

見学3

民間企業の施設としては最大規模の備蓄倉庫を見学し、「逃げ込める街」六本木ヒルズの震災に対する取り組みを学びました。10万食分の食料や水、医薬品、オムツやミルク、ポータブルトイレなど、大地震がおきても安心して過ごすための備えを目の当たりにし、参加者からは感嘆の声があがりました。

安全と安心のヒミツ探検ツアー

参加人数:63名  
開催日時:8月6日(火)、7日(水)

災害時に強い「逃げ込める街」六本木ヒルズで、安全・安心な街づくりについて考えるツアー。 普段は見ることのできない「防災センター」や、非常食が保管されている「備蓄倉庫」などを探検し、ハードとソフトの両面から人と街を災害から守るヒミツを学びました。建物の構造をわかりやすく学べる、紙の実験キットを使ったワークショップも実施しました。

レクチャー1

逃げ込める街六本木ヒルズには、大地震がおきても、建物のなかにいる人たちが安心して過ごせるよう、たくさんの工夫がされています。映像や模型を使って、地震の揺れを少なくする仕組みや、地震によって変化する建物の揺れ方を学びました。

ワークショップ

レクチャーで学んだ建物の安全を守る工夫を、紙の実験キット「紙ぶるる」を使い、実際に手を動かしながら体感しました。揺れ方の違いは一目瞭然!揺れを抑える仕組みが学べる実験キットは持ち帰ることができるので、夏休みの自由研究にもぴったりでした。

レクチャー2

地震の揺れをおさえるために必要な「制振装置」。超高層ビルの六本木ヒルズ森タワーでは、計548個もの制振装置が、地震の揺れから建物を守っています。そんな制振装置のヒミツを探り、安全・安心な街づくりについて学びました。

見学

365日休むことなく街の様子を見守る「防災センター」や、10万食分の水と非常食が保管された、民間企業の施設としては最大規模の「備蓄倉庫」などを見学。参加者からはたくさんの質問が飛び交い、「安全・安心」な街を保つヒミツに驚きの声があがりました。

街づくりのヒミツ探検ツアー

参加人数:87名  
開催日時:8月13日(火)、20日(火)

六本木ヒルズを舞台に、街づくりについて考えるツアー。“鳥の目線”で都市を観察し、暮らしやすい街、楽しい街に必要なことを考えました。また、小さな模型を使って、オリジナルの街をつくるワークショップも実施しました。

レクチャー

街とは何かをみんなで改めて考え、街づくりの仕事について学びました。また、森ビルが街づくりをするうえで大切にしている、都市を俯瞰する“鳥の目線”や、「安全」「環境」「文化」についてレクチャーを行いました。

見学

六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」を見学。レクチャーで学んだ“鳥の目線”で東京の街並みを観察し、普段とは違った視点だからこそ見えてくる東京の街の特徴について探りました。また、六本木ヒルズの街を例に、安全・環境・文化の取り組みについても学びました。。

ワークショップ

見学を振り返りながら、どんな街がみんなにとって過ごしやすい街なのかを考えました。街をつくる人の立場になって、理想の街にはどういう仕掛けがあればよいか、どこに配置すればよいか、グループごとに話し合い、理想の街をブロックや模造紙を使って作成。最後に、出来上がった理想の街をみんなに発表しました。

まちと美術館のプログラム-キッズアート探検

参加人数:126名  
開催日時:7月31日(水)、8月1日(木)

「文化都心」をコンセプトにつくられた六本木ヒルズで、「街づくりにはどうして文化が欠かせないのか」を楽しみながら学ぶツアー。スタッフによる解説を聞きながら、森美術館で開催中の展覧会「塩田千春展:魂がふるえる」を鑑賞し、アートの楽しさに触れました。

レクチャー

文化とは何かをひもときながら、「文化都心」をコンセプトにつくられた六本木ヒルズと、そのシンボルである森美術館で、なぜ街にはアートや文化が必要なのかを考えました。

見学

森美術館で開催中の展覧会「塩田千春展:魂がふるえる」を、アートの専門家であるキュレーターの解説を聞きながら、じっくり鑑賞。スケールの大きい立体作品やインスタレーションなどを通じて、作家が考えてきたこと、さらに今回のテーマである魂について考えました。最後には、みんなで魂を思い思いにスケッチで表現しました。

電子工作で街づくり!~みんなのヒルズをつくろう~

参加人数:215名  
開催日時:7月22日(月)~8月16日(金)

MIRAI SUMMER CAMPコラボレーション企画として、「littleBits」や「Strawbees」などの工作キッドを使って、街づくりを疑似体験。六本木ヒルズのヒミツを学びながら、自分だけのオリジナルの街をつくりました。

レクチャー

六本木ヒルズができるまでの話を例に、森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」について学びました。森ビルが考える未来の街のイラストを見ながら、これからできる未来の街について考えました。

ワークショップ

街に必要な建物や機能、あったら楽しいお店、みんなで楽しめるアートなどを、工作キッド「littleBits」や「Strawbees」を使ってつくりました。ビルは何階建て?地下はどうする?人はどうやって移動する?みんなが街のデザイナーになって、いろんなアイデアをカタチにしました。初めて見る不思議な工作キッドにみんな興味津々。わいわいコミュニケートしながら楽しみました。

参加者の声

こども

  • 六本木ヒルズを細かく見ていると、いろいろな発見があっておもしろかったです。
  • 地球温暖化のことをヒートアイランド現象ということを初めて知りました。普段は見ることができない屋上庭園で、春夏秋冬を代表する花を知ることができてよかったです。
  • 地区によって住みやすさや住宅、環境は全然ちがうけど、協力して街について考え、つくって、楽しかったです。
  • 今の街ではなく、未来の街をつくることで、ロボット用の輪車場や、オフィスがたくさんあるビルなど、いろいろな建物がつくれた。
  • 高いビルでも、揺れを小さくすることができるとわかり、すごいと思いました。
  • アートは絵しか感じてなかったけれど、実際体感できるようなアートというものも興味深かった。森ビルのアートだらけのイベントも、アートだらけの街も楽しそうだし、実際に体感できるアートももっと身近にあったらいいと思った。

保護者

  • 普段は入れない場所をたくさん見学することができ、特別感があってとても楽しかったです。ぜひまた参加したいと思います。
  • ヒルズは単に商業施設なだけではなく、いろいろな想いが込められた街づくりの1つになっているんだなと思いました。
  • 何度か見ている展望台からの東京の眺めも、森ビルさんの目線で説明していただき、みどりの多さ、街の特徴など、とても興味深くお話をうかがいました。
  • 今回初めて会うお友だちと協力して街づくりを考える工程は、学校との勉強とは違い、いい体験ができたと思います。
  • ヒルズは安全、逃げなくても良いビルで、逃げ込めるビルとわかり、ここで地震にあっても慌てずに済みそうな気がします。
  • 美術館へはたまに行きますが親が解説するのは難しく、どう話したら良いのかわからないので、今回、このようなツアーは助かりました。