森ビル株式会社

ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト

ツアーレポート
2018 夏

  • かんきょう
開催期間:
2018年7月24日~8月22日
合計参加者数:
949名

夏休み期間にあわせ、安全・環境・文化をテーマに、6つのプログラムを開催。通常非公開の屋上庭園や備蓄倉庫など、ヒルズの裏側を探検する「六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー」、夏季に初開催となる「GINZA SIXのヒミツ探検ツアー」など、多くの方に参加いただきました。

六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー

参加人数:406名  
開催日時:8月1日(水)~15日(水)

子どもだけでなく、大人もヒルズの裏側を探検したい!という声に応え、六本木ヒルズのヒミツをダイジェストで紹介するツアー。10万食分の非常食が保管されている「備蓄倉庫」や、四季折々の自然が感じられる「屋上庭園」など、通常非公開の場所を見学しました。

見学1

森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」についてレクチャーした後、六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」を見学。都市を俯瞰する“鳥の目線”で東京の街並みを観察しながら、特徴を説明しました。普段とは違った視点で見る東京の街に、皆さん興味津々でした。

見学2

10万食分の水と非常食が保管された、民間企業の施設としては最大規模の備蓄倉庫を見学し、「逃げ込める街」六本木ヒルズの震災に対する取り組みについて学びました。備蓄されている食糧の多さに、参加者は驚きの声をこぼしていました。

見学3

江戸時代の大名屋敷のなごりを今に伝える広大な日本庭園「毛利庭園」を散策。庭園にまつわる歴史を紹介したり、池に設置されているパブリックアートを見学して、文化について学びました。

見学4

1年を通してさまざまな植物が私たちの目を楽しませてくれる、けやき坂コンプレックスの「屋上庭園」。田んぼや畑、夏に花を咲かせるサルスベリを観察しながら、街づくりにおけるみどりの大切さを学びました。

安全と安心のヒミツ探検ツアー

参加人数:118名  
開催日時:8月7日(火)、8日(水)

災害時に強い「逃げ込める街」六本木ヒルズで、安全・安心な街づくりについて考えるツアー。 普段は見ることのできない「防災センター」や、非常食が保管されている「備蓄倉庫」などを探検し、ハードとソフトの両面から人と街を災害から守るヒミツを学びました。建物の構造をわかりやすく学べる、紙の工作キット「紙ぶるる」を使ったワークショップも実施しました。

レクチャー

逃げ込める街六本木ヒルズには、大地震が起きても、建物のなかにいる人たちが安心して過ごせるよう、たくさんの工夫がされています。地震の揺れを少なくする仕組みや、地震によって変化する建物の揺れ方について学びました。

ワークショップ

レクチャーで学んだ高い建物と低い建物の地震の揺れ方の違いについて、工作キット「紙ぶるる」を使って、みんなで実証実験。その揺れ方の違いは一目瞭然!揺れを抑える仕組みもみんなで学びました。

見学1

365日、休むことなく街の様子を見守る防災センターを見学。参加者からはたくさんの質問が飛び交い、「安全・安心」な街を保つヒミツに驚きの声が上がりました。

見学2

10万食分の水と非常食が保管された、民間企業の施設としては最大規模の備蓄倉庫を見学。非常食の工夫やアルミ毛布・マットレスの性能などを紹介し、「逃げ込める街」六本木ヒルズの震災に対する取り組みについて学びました。

街づくりのヒミツ探検ツアー

参加人数:107名  
開催日時:8月16日(木)、22日(水)

六本木ヒルズを舞台に、街づくりについて考えるツアー。鳥の目線で都市を観察し、暮らしやすい街、楽しい街に必要なことを考えました。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、小さな模型を使ってみんなでオリジナルの街をつくるワークショップも実施しました。

見学

六本木ヒルズの展望台「東京シティビュー」を見学し、都市を俯瞰する“鳥の目線”で東京の街並みを観察しました。街を見下ろしながら、普段とは違った視点だからこそみえてくる東京の街の特徴について学びました。

ワークショップ

森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」についてレクチャーしたあと、どんな街がみんなにとって過ごしやすい街なのか考えました。班に分かれ、街をつくる人の立場になって、理想の街にはどういう仕掛けがあればよいか、どこに配置すればよいかを考え、ブロックで理想の街を作成。最後に、出来上がった理想の街をみんなに発表しました。

GINZA SIXのヒミツ探検ツアー

参加人数:84名  
開催日時:8月20日(月)

約4,000㎡の広さを誇る銀座エリア最大の屋上庭園や、館内の至る所に設置されている世界的アーティスト・クリエイターによるアート作品、施設の安全・安心を支える備蓄倉庫や機械室など、GINZA SIXに隠されたヒミツを紹介しました。

レクチャー

森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」についてレクチャーしたほか、模型を使ってGINZA SIXができる前と後を比べながら、2つの街区を一体開発したGINZA SIXの開発手法を説明しました。

見学1

約4,000㎡の広さを誇る銀座エリア最大の屋上庭園を見学。豊かなみどりに囲まれ、東京の街並みを360°見渡せる屋上の回廊をぐるりと一周したり、水盤の上を歩いてみたり、銀座に新たに誕生した憩いの空間を見学しました。

見学2

吹き抜け空間に期間限定で展示中の作品をはじめ、施設内にちりばめられたアート作品を見学。都市におけるアートの役割を説明するとともに、作品に込められたメッセージやコンセプトなども紹介。アートの新しい楽しみ方を体験しました。

見学3

約3万食分の水と非常食がある備蓄倉庫や、飲食店などで使った水をトイレの洗浄水として再利用するための中水処理施設、非常用発電設備のある機械室を見学。「安全・安心」な街づくりの重要性について学びました。

まちと美術館のプログラム-キッズアート探検

参加人数:173名  
開催日時:7月24日(火)、25日(木)

「文化都心」をコンセプトにつくられた六本木ヒルズで、「街づくりにはどうして文化が欠かせないのか」を楽しみながら学ぶツアー。アートの専門家であるキュレーターによる解説を聞きながら、森美術館で開催中の展覧会を鑑賞し、現代アートの楽しさに触れました。

レクチャー

文化とは何かをひもときながら、文化都心・六本木ヒルズとその象徴である森美術館を題材に、なぜ都市にはアートや文化が必要なのかを考えました。

見学

森美術館で開催中の展覧会「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」を、アートの専門家であるキュレーターによる解説を聞きながらじっくり鑑賞。原寸大の茶室や体験型のインスタレーションなどを楽しみました。最後には、みんなが住みたい家やつくりたい建物をスケッチして発表しました。

電子工作で街づくり!~みんなのヒルズをつくろう~

参加人数:61名  
開催日時:8月17日(金)

MIRAI SUMMER CAMPコラボレーション企画!工作キッド「littleBits」や「Strawbees」を使って、街づくりを疑似体験。六本木ヒルズのヒミツを学びながら、自分だけのオリジナルの街をつくりました。

レクチャー

六本木ヒルズができるまでの話を例にして、森ビルが街づくりをするうえで大切にしている「安全」「環境」「文化」について学びました。その後、ワークショップの目玉となる工作キッド、「littleBits」や「Strawbees」の使い方を説明。初めて見る不思議な工作キッドにみんな興味津々でした!

ワークショップ

オリジナルの街に必要な建物や機能のアイデアを、保護者も一緒になって出し合いました。アイデアが出そろったら、いよいよ街づくりスタート。みんなの想いが詰まった街が完成したら、街にタイトルを付けて、街のテーマとポイントを班ごとに発表しました。みんなのアイデアを取り入れながら街づくりをすることで、実際に「アイデアを形にする」ことのおもしろさを体感しました。

参加者の声

こども

  • 表でみんなが笑っていられるのは、裏で街づくりをしている方々ががんばっているからなのだと思いました。
  • 街づくりにはたくさんの人がかかわり、たくさんの工夫があると知ってびっくりした。
  • 六本木ヒルズはみんなが安全・安心で過ごせるように、たくさんの工夫がありました。工夫をこらして街づくりをしているのに驚きました。
  • 私たちの知らないところで地震などの災害に備えていてすごいと思いました。
  • 文化やアートに興味がなかったけれど、今日の探検で文化に興味を持てた。
  • 文化はとても大切で、身の回りにもたくさんあることがわかり、勉強になった。

保護者

  • 森ビルの街づくりの視点を知ることができて、興味深かった。
  • 何気なく住んでいる街がどのように作られているか、知るよい機会となった。
  • 子どもが大人になる過程で、いつも「よりよい街にしていこう」という気持ちが持てるようになる企画で、とても良いと思う。
  • 街について学校で学び始めた3年生には、とても良い内容だった。
  • 実際に街づくりに取り組んでいる企業がワークショップを行うので、説明にリアル感や説得力があった。
  • 森タワーが安全に細心の注意を払って作られていることがわかった。
  • 森タワーには何度も来ているが、美術館は今回が初めて。想像していた以上に興味をひく展示物ばかりで、わかりやすい解説もあってとても楽しめた。