森ビル株式会社

ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト

ツアーレポート
2015 夏

  • あんぜん
  • かんきょう
  • ぶんか
開催期間:
2015年7月27日~8月26日
合計参加者数:
442組1088名

2015年の夏休み期間にあわせ、安全・環境・文化をテーマに、6つの探検ツアーを開催。 2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、今後、大きく姿を変えてゆく東京の街を模型でつくる「街づくりのヒミツ探検ツアー」や、普段は見ることのできない六本木ヒルズの裏側を探検するツアー、また、豊かな自然あふれるアークヒルズでのツアーなど、子ども・大人問わず多くの方に参加いただきました。

安全と安心のヒミツ探検ツアー

参加人数:62組139名  
開催日時:7月27日(月)、30日(木) 各日10:00~12:00、14:00~16:00

災害時に強い「逃げ込める街」六本木ヒルズで、安全・安心な街づくりについて考えるツアー。 普段は見ることのできない「制振装置」や、非常食が保管されている「備蓄倉庫」などを探検し、人と街を災害から守るヒミツを学びました。紙の工作キット「紙ぶるる」を使った建物の揺れを抑える仕組みを学ぶワークショップは、親御さんも興味深々でした。

レクチャー

高さが238mの六本木ヒルズ森タワーには、大地震の際にも安心して過ごせるよう、たくさんの工夫がされています。地震に強い街の作り方、建物の揺れを抑える仕組みを、映像や写真を見ながら学びました。

ワークショップ

高い建物と、低い建物、地震の時に大きく揺れるのはどちらだと思いますか?工作キット「紙ぶるる」を使って、みんなで実証実験しながら、その答え、また揺れを抑える仕組みを探りました。

見学1

六本木ヒルズ森タワーには、地震の揺れをおさえるために必要な「制振装置」が全部で548個も設置されています。普段は入ることができない建物の裏側に設置されている制震装置を実際に見た参加者の皆さんからは、その大きさに驚く声が聞こえました。

見学2

帰宅困難者や関係者のために10万食の備蓄を保管する倉庫の見学では保管されている内容に興味深々。街の安全を見守り続けている防災センターの見学も、警備員さんのお仕事や装置の仕組みに、皆さん感心されていました。

六本木ヒルズのヒミツ探検ダイジェストツアー

参加人数:204組501名  
開催日時:8月1日(土)、2日(日)、4日(火)、5日(水)、6日(木)、11日(火)、12日(水)、13日(木)、15日(土)、16日(日)

子どもだけでなく、大人もヒルズの裏側を探検したい!という声に応え、六本木ヒルズのヒミツをダイジェストで紹介するツアー。10万食分の非常食が保管されている「備蓄倉庫」や、四季折々の自然が感じられる「屋上庭園」などを見学。六本木ヒルズの魅力と裏側に隠されたヒミツを紹介しました。

レクチャー

森ビルの街づくりの考え方に加え、巨大都市模型を見学し、都市を俯瞰する“鳥の目線”で東京とニューヨークをの街並みを比較しながら、両都市の特徴をわかりやすく説明しました。普段とは異なる視点での都市の観察に、参加者一同興味深々でした。

見学1

地上45メートル、1年を通してさまざまな植物が私たちの目を楽しませてくれる、けやき坂コンプレックスの「屋上庭園」。田植えを終えた青々とした水田や、夏に花を咲かせるサルスベリを観察し、街づくりにおけるみどりの大切さを学びました。池の中に生息するカエルやメダカを発見する度に、歓声があがっていました。

見学2

非常用備蓄品を保管した倉庫にて、民間企業として最大規模となる10万食分の食料や水、医薬品、オムツやミルクのほか、ポータブルトイレなど、大地震が起きても安心して過ごすための備えを見学しました。倉庫の大きさに圧倒されている参加者もいらっしゃいました。

見学3

誰でも触ったり使ったりできるところに散りばめられたパブリックアートやストリートファニチャー。六本木ヒルズの入り口に位置するクモのオブジェ「ママン」や、六本木けやき坂通りに設置されたアート作品を見学・体験し、文化都心としての六本木ヒルズの役割を学びました。普段はあまりなじみのないアートに、実際に触れる体験は新鮮な時間となったようです。

環境とみどりのヒミツ探検ツアー

参加人数:39組104名  
開催日時:8月3日(月)、10日(月) 各日10:00~12:00、15:00~17:00

豊かな自然と美しいみどりに囲まれたアークヒルズで、さまざまな自然に触れながら、街における環境とみどりの大切さを学ぶツアー。四半世紀以上の時をかけて、植物が立派に育ったガーデンを見学し、都心の自然を体験できるワークショップを行いました。

レクチャー

どうして街にはみどりが必要なのだろう?「みどり豊かな街」はどうやったらできるんだろう?森ビルが目指す街づくり「ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)」を模型を使って紹介しながら街と自然について一緒に考えました。

見学

普段は入ることのできないサントリーホールの屋上「ルーフガーデン」や、さまざまなバラの品種が集められた「ローズガーデン」など、都心とは思えないほど豊かに育ったみどりや、そこに生息する生き物たちを観察。子ども達は良い香りのする葉っぱに夢中でした。

ワークショップ

ガーデンにはどんな生き物がいるのだろう?チョウチョウやトンボなど、ガーデンで見つけた生き物たちを観察し、自分だけのオリジナル生き物図艦づくりに挑戦!普段間近で見ることのない虫を虫博士と一緒に観察した子どもたちは興奮気味で、「わぁ」っといった驚きの歓声があがっていましたあがっていました。

アートと文化のヒミツ探検ツアー

参加人数:52組135名  
開催日時:8月18日(火)、20日(木) 各日10:00~12:00、13:30~15:30

「文化都心」をコンセプトにつくられた六本木ヒルズで、「街づくりにはどうして文化が欠かせないのか」を楽しみながら学ぶツアー。森美術館では、現代アートの展覧会「ディン・Q・レ展:明日への記憶」を、美術館のスタッフによる解説を聞きながら鑑賞しました。

レクチャー

「街づくりにはどうしてアートが欠かせないのか」「六本木ヒルズでは、アートがどのような役に立っているのか」をわかりやすく説明しました。

見学

森美術館で、現代美術の展覧会『ディン・Q・レ展:明日への記憶』を、展示されている作品がどんな思いを込めてつくられたのか考えながら、鑑賞しました。

ワークショップ

『ディン・Q・レ展:明日への記憶』の作家、ディン・Q・レの作品にヒントを得て、異なる2種類の写真を短冊状に切って編み込み、まったく新しい作品を創り上げました。

虎ノ門ヒルズで考える“東京の未来”ツアー

参加人数:40組96名  
開催日時:8月19日(水)、21日(金) 各日10:00~12:00、13:30~15:30

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、今後、大きくその姿を変えてゆく東京・虎ノ門エリアを舞台とするツアー。虎ノ門ヒルズのキャラクター“トラのもん”と一緒に、未来の東京について考え、街づくりの大切さや街づくりに必要なことをワークショップを交えて学びました。

レクチャー

森ビルの街づくりの考え方に加え、現在の東京の街がどのようにできたのか、虎ノ門ヒルズ誕生のヒミツを学び、未来に向けた街づくりに大切な事を考えました。

見学

虎ノ門ヒルズ施設内や、道路上空に建物をたてる画期的な手法「立体道路制度」を活用して虎ノ門ヒルズと一体で誕生した新しい道「新虎通り」を見学。2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、徐々に変わっていく東京の姿を体感しました。

ワークショップ

22世紀のトーキョーからやってきたネコ型ビジネスロボット「トラのもん」。その目的はみんなと一緒に”Mirai Tokyo”を創ることです。四次元ポケットを持つトラのもんと一緒に、未来の東京を創るためのひみつ道具を考えて、発表をしました。

街づくりのヒミツ探検ツアー

参加人数:45組113名  
開催日時:8月25日(火)、26日(水) 各日10:00~12:00、13:30~15:30

六本木ヒルズを舞台に、街についてみんなで考えるツアー。1/1000の都市模型を使って都市を鳥の目線で観察しながら、暮らしやすい街づくりの方法や、街を楽しくする仕掛けを紹介。2020年東京オリンピックも見据えて、オリジナルのブロック模型を使い、みんなで一緒に考えて理想の街をつくるワークショップも実施しました。

レクチャー

東京を1/1000の大きさで表現した「都市模型」を使って、どんな街がみんなにとって過ごしやすい街か、東京とニューヨークを比べながら考えました。また、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には、東京はどのように変わるのかについても学びました。

ワークショップ

「みんなが過ごしやすい街ってどうやってつくるんだろう」「2020年東京オリンピック・パラリンピックにむけて、街にはなにが必要なんだろう」。 街を住みやすくする仕掛けや、楽しい街づくりをみんなで考えながら、オリジナルキットを使い「新しい街」をつくりました。みどりがたくさんある街、外国人が楽しめる街、地下も有効活用した街・・・各グループ個性的な楽しい街が誕生しました。

参加者の声

こども

  • 森タワーのゆれをおさえる仕組みがおもしろかったです。
  • 高くて六本木ヒルズはきけんだと思ったが、実は安全ということを知ってびっくりしました。
  • ジオラマが大きくてすごいと思いました。
  • 模型でみるといつもの東京が違う東京に見えたところがおもしろかったです。
  • いつもは緑についてあまり気にせず生活していたが、緑の大切さと生物の魅力がわかりました。
  • 葉を観察したりして虫をつかまえたりするのが楽しかったです。
  • 色々な写真を組み合わせることで、違った作品ができるということがおもしろかったです。
  • いろんなアートがみれて楽しかったです。
  • “トラのもん”といっしょに考える未来の東京のワークショップがとてもおもしろかったです。
  • 未来をかんがえてみるきかいはあまりないので、良い経験になりました。
  • 街づくりは大変ではなくて楽しそうだと思い、やってみたくなりました。
  • いろいろな人のことを考えて、街に「どんなものがあったらいいか」を考えるのがとてもおもしろかったです。

保護者

  • 実際にダンパーなどを見られて子供にとって良い経験になりました。
  • 地震の際のダメージがわかるシステムがすばらしかったです。
  • 森ビルの企業理念がよくわかり、これからも東京の発展のためにつくしてほしい。
  • スタッフさんのお人柄がステキで、とても楽しいツアーでした。
  • 環境を考えた街づくりがされており、実際に生かされている様子に感心しました。
  • 改めて街づくりに関心を持てたし、子供も小さいうちから意識することはとても大切だと感じました。
  • 解説つきで美術館をまわれることの楽しさを知りました。
  • これからオリンピックに向けて変わっていく東京の街づくりという点に目を向けるきっかけとなったので良かったです。
  • オリンピックにむけてかわっていく東京の未来が楽しみになりました。
  • 江戸東京までの歴史や街並みから学ぶことができ、非常に興味深かったです。
  • 身近だがわかりにくい街をテーマに低学年でもわかりやすく説明してもらいよかったです。
  • 2時間があっという間で楽しかった。また是非参加したいです。