森ビル株式会社

ヒルズ街育(まちいく)プロジェクト

ツアーレポート
2016 春

  • かんきょう
開催期間:
2016年5月7日(土)、14日(土)、21日(土)、29日(日)
合計参加者数:
61組159名

2016年春は、「環境とみどり」をテーマに、4種類のツアーを実施。30周年を迎えたアークヒルズで春の草花について学ぶツアーをはじめ、生物多様性に配慮した緑地で五感を使って自然を感じるツアーや、通常非公開の六本木ヒルズの屋上庭園などを舞台に鳥を観察するバードウォッチングツアーなど、さまざまな視点で都心の自然を楽しみました。

環境とみどりのヒミツ探検ツアー

参加人数:17組51名  
開催日時:5月7日(土)10:00~12:00、14:00~16:00

1986年の開業から四半世紀以上の時をかけて植物が立派に育ったアークヒルズで、豊かな自然と美しいみどりに囲まれながら街における環境とみどりの大切さを学ぶツアー。春の草花が美しいガーデンの見学を行い、“母の日”のプレゼントにもなる自然を体験できるワークショップを実施しました。

レクチャー

アークヒルズ サウスタワーの屋上庭園で、都心における緑の大切さ、緑を増やす街づくりについて、オリジナル模型を使いながら皆で考えました。地上約100mに位置する屋上庭園から一望できる東京の風景をバックに、記念撮影も楽しまれていました。

見学

アークヒルズの草花を大切に管理してくれている「風のみどり塾」の皆さんを先生に迎え、ガーデンに咲く春の美しい草花を観察。触れると良い香りが楽しめる葉っぱや珍しい名前の草花など、アークガーデンには多様な植物が満載です。

ワークショップ

ツアーの最後は、家でも緑を楽しんでもらうために、鉢の植え替えを体験いただきました。ツアー翌日が「母の日」だったことに合わせ、植えつけるお花はカーネーション。植木鉢には、お母さんへの感謝の気持ちを記しました。

六本木ヒルズで楽しむバードウォッチングツアー

参加人数:17組42名  
開催日時:5月14日(土)10:00~11:30、13:30~15:00

森ビルの環境博士と一緒にヒルズでバードウォッチングを楽しむツアー。たくさんの小鳥や自然に触れながら、生き物やみどりの大切さを学びました。

レクチャー

都市模型を見学しながら、東京の緑について考えました。また、森ビルが目指す街づくり『ヴァーティカル・ガーデンシティ(立体緑園都市)』についても紹介。どうして街にはみどりが必要なのだろう?「みどり豊かな街」ってどうやったらできるんだろう? “街”と“自然”についてみんなで考えました。

見学・体験

双眼鏡を使って六本木ヒルズに訪れる小鳥を観察。当日は、水浴びをしているスズメや子育て中のキジバトなど、都心でもよく目にする小鳥のなかなか見ることのできない光景が観察できました。

五感で楽しむヒルズの自然探検ツアー

参加人数:9組22名  
開催日時:5月21日(土)10:00~12:00、14:00~16:00

生態系の保護に配慮し、生物多様性の保全や回復を考慮した緑地を実現したアークヒルズ 仙石山森タワーで、都心の自然を体感するツアー。「見る」「聞く」「触る」「嗅ぐ」「味わう」という五感を使ったネイチャーゲームを通して、普段とは少し違った自然の楽しみ方を学びました。

レクチャー

「生態系」「生物多様性」に配慮をした緑化とは?「量」から「質」へと進化をしてきた森ビルの緑化に対する取り組み みを紹介しながら、都心におけるみどりの大切さを皆で考えました。

見学

アークヒルズ 仙石山森タワーのみどりを、日本生態系協会の専門家と共に見学。葉っぱの質感を触ったり、いい匂いのする植物を探したり、10円玉を磨くとピカピカになる葉っぱも見つけました。当日はヤゴの羽化の瞬間も目撃しました!

ワークショップ

見学中にみつけたお気に入りの葉っぱを使ってフロッタージュを体験。タンポポなど、植物からできたお茶とコーヒーを味わいながら、親子そろって作品づくりに取り組みました。

六本木ヒルズで学ぶ、リサイクルのヒミツ探検ツアー

参加人数:18組44名  
開催日時:5月29日(日)10:00~11:30、13:30~15:00

オフィスから排出されたゴミがどのようにリサイクルされるのかを、六本木ヒルズにあるリサイクルセンターの見学や、ワークショップを通しての学ぶツアー。「循環型社会」を実現するために、私たちは生活する中でどんなことができるのかについて考えました。

レクチャー

私たちは、コンビニやスーパーなど、街に出るといつでも欲しいものが買える便利な世の中に住んでいます。しかし、その背景では大量のごみが出されています。地球にやさしい街にするために、私たちはなにをすべきかについて考えました。

見学

六本木ヒルズ森タワーで排出される1日約2トンのオフィスのごみは、各フロアで回収されたあと、エアシューターで地下の「リサイクルセンター」へ運ばれ、分別されます。見学を通じて、六本木ヒルズで出されるごみの種類やごみ収集の仕組みを学びました。

ワークショップ

六本木ヒルズで出たごみは、どのようなものにリサイクルされるのか、ゲーム形式で楽しみながら学びました。「ペットボトル」や「アルミ缶」が、意外なものにリサイクルされていることを知り、皆さん驚きの反応を示していました。

参加者の声

こども

  • 植物はみなハーブのようなにおいだけだと思っていたけど、ニラやニンニクのようなにおいの植物もあって、びっくりした。
  • 東京のみどりは減る一方だと思っていたが、今回のツアーでみどりを増やす街づくりをしていることを知り、素晴らしいと思った。
  • 六本木ヒルズがみどりでいっぱいな理由を知れたし、鳥についての知識も増えて勉強になった。
  • タンポポでコーヒーが作れるなんて、知らなかったのでびっくりしました。
  • 良い匂いの葉っぱがあって楽しかったです。
  • 3Rは大切だと思った。色々なものにリサイクルされていていおもしろかった。これからは、あまりゴミを出さず、なるべくリサイクルしようと思った。
  • 東京でこんなにごみが捨てられていると知り、何かしないとまずいと思った。

保護者

  • 森ビルが30年前より、これだけのことをやっていたことに驚いたと共に、感謝します。
  • 娘が大好きな鳥に関するツアーに親子で参加できてよかった。緑も美しかったです。
  • 六本木ヒルズで働いていますが、普段あまり庭園に来る機会がなかったので、今後たくさん足を運びたいです。
  • とても良い勉強になりました。是非次回も参加したいです。
  • 子どもだけでなく、大人も楽しむことができました。
  • 地球環境のことを考えてさまざまな取り組みをされていることを知り、すばらしいと感じた。
  • 分別するリサイクルセンターが地下の浅いところにあり意外だった。各階のシューターにも安全性の配慮がされており感心した。