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虎ノ門エリア開発STORY

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STORY 03

自らが描く図面がなければ新たな街は生まれない。
“未来の東京”をつくる責任と面白さ。

地権者の要望を細かく聞き、図面へと落とし込んでいく。そして描いた図面が、“未来の東京”になっていく。虎ノ門ヒルズエリアに新たに誕生する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(以下:ステーションタワー)」の設計が、加藤の担当する仕事だ。「学生の頃に思い描いていた仕事をすることができています。ビルの最上階に美術館をつくったり、会員制レストランをつくったり、森ビルには“前例のない”街をつくるイメージがありました。」クライアントから仕事を受けて設計するのではなく、街を今までにない自由な発想で創りたい。そう思い、ディベロッパーの中に設計部門のある森ビルを選んだという。「森ビルがつくった街にある建物は、外観を見てもとても個性的です。でも、それらは徹底的に考え抜いた上での答え。目的は個性的なビルを建てることではありません」。その街ごとに導きだした最適な答えの結果が、カタチになっていく。「“オーダーメイド”という言い方をよくするのですが、だからこそすべての建物がまったく違う佇まいをしているのです」。

虎ノ門ヒルズは元々、環状二号線という幹線道路とその周辺エリアの一体的な再開発を目的としたプロジェクト。さらに2023年には日比谷線の「虎ノ門ヒルズ」駅と直結するステーションタワーが竣工予定で、きわめて公共性の高い仕事といえる。そのため地元だけでなく、東京都や港区などといった行政機関との協議も欠かせない。設計部という部署の重要性についても自覚している。自らが描く図面がなければ、街づくりは一歩たりとも進まないからだ。加藤は街づくりの最前線にいるという意識を持って仕事に臨んでいる。「設計は社内だけで行っているのではありません。設計事務所やあらゆるコンサルティング会社、世界的な建築家やインテリアデザイナーとも日々連携しながらプロジェクトを進めています」。これまでに試みのないプロジェクトゆえ、課題は尽きない。現在は駅直結のタワーを設計しているため、どうすれば乗降客のスムーズな動線を確保することができるのか、丁寧にシミュレーションを重ねている。

虎ノ門ヒルズエリア開発ほどのスケールのプロジェクトとなれば、大きな視点が欠かせないイメージがあるが、それだけではいけないという。「鳥の眼と同時に、虫の眼を持つようにしています。たとえば虎ノ門ヒルズは新虎通りという大きな“軸”を持って再開発が進められています。そういった意味では鳥の眼で街を設計する必要がある。一方でそこに集う一人ひとりが心地よいか、楽しいか、安全か、そしてまた来たくなるかという虫の眼を持つことも重要です」。虎ノ門エリアは、オフィスワーカーが多い土地柄、週末の賑わいという意味ではまだまだ発展途上の街だ。もっと魅力的な街をつくるためのアイデアを形にしていかなければならない。「今いる六本木ヒルズのオフィスから、自分が担当した建物が見えるんです。もちろん竣工時がいちばん嬉しいですが、こうやって自分のつくった街が目の前にありつづけるということに誇りとやりがいを感じます」。
ステーションタワーの竣工は2023年度。多様性のあるビジネス発信拠点として、新しい“何か”が生まれる場所にすべく、加藤は設計図を描く。

※所属部署・役職は取材当時のものとなります。

ぼく、トラのもん。