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03月のゲスト

慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授
石倉洋子さん

2013年03月15日

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2013年、この世界でいきていくために(第3回)

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日本人女性で初めて、ハーバード大学大学院でDBA(経営学博士)を取得。現在は、グローバル社会で活躍できる人材の教育を行う石倉洋子さん。2013年6月から、六本木ヒルズのアカデミー・ヒルズで「グローバル・アジェンダ・ゼミナール」を開講します。授業はすべて英語。「自分の意見を持ち、他人と意見を交わし、解決へと行動する」ということを目標にカリキュラムが組まれています。世界が抱える様々な課題に目を向け続けてきた石倉さんが教えてくれたのは、ビジネスでの成功のヒントに留まらず、2013年の世界で生きてくために大切なキーとなるポイントでした。

見通しが聞かないこの時代をどう生きるか
「最初に何をやるか」を重要な決定としない

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どんなに偉い人たちが寄ってたかっても、先が見えないのが今の時代です。世界の動きを見てみても「来年はこうなる」「3年後は…」という人がいても、まったくそのようにはなりません。とんでもないことが色々おこっています。そんな中で、「これだ」と決めてそれだけやる、「何が起ころうが」絶対に変えない、というアプローチはものすごく間違っていると思うのです。「大体こちらの方向に行きたい」というイメージ、自分がやりたいことはこういうことだけれど、周りやその時の自分の状況によって変えていくというのがとても重要だと思います。
周りに方向や仕事を変えたことがある人がいないと、変えたことのない人は「変えるというのは大変なことだ」と思い込んでしまいがちです。そう考えると「最初に何をやるか」がものすごく重大な決定になってしまい、ますます決められなくなります。これは悪循環になってしまうので、「大体こっちの方向で」「もしだめでもなんとかなるだろう」と構えることが大事だと思います。

誰に対しても「機会」は平等に訪れる

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「あの人はすごい機会が得られたから、あんなに偉くなった」「私は機会に恵まれなかった」と言う人がいますが、私は誰の前にでも、「機会」というものは平等に通り過ぎると強く思っています。
機会を機会として捉えられるか、がすごく重要な話です。「機会」は誰の前にも平等に訪れますが、どんどん通り過ぎてしまうもの。「完璧な」機会を求めても仕方がないわけで、「まあ、このぐらいでいいかな」と思ってもとにかくやってみるというのがとても大切です。いろいろとやってみて、思っていたのと違う結果になることもあるかもしれません。でも、そこからまた新しい道が開かれるでしょう。そういう意味でも、私は何か話をいただいたら、すぐに「やる!」と返事をしています。

バージニア大学大学院 経営学修士(MBA)修了。ハーバード大学大学院 経営学博士(DBA)修了。マッキンゼー社でマネジャー。その他、富士通、日清食品ホールディングス、ライフネット生命社外取締役、世界経済フォーラム(ダボス会議)のGlobal Agenda Council Education & SkillsのVice Chair。専門は、経営戦略、グローバル競争におけるイノベーション戦略、競争力、グローバル人材。著書に「世界級キャリアのつくり方」(共著、東洋経済新報社)等。現在、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授。

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