森ビル株式会社

環境への取り組み

施設運営における省エネの取り組み

建物の建設から解体までのライフサイクルを通して排出されるCO2のうち、60%以上は運営時に排出されるため、施設運営での省エネの取り組みは大変重要です。
最新鋭の技術を導入したビルにおいても、当社では期待される省エネ性能を発揮させるため、エネルギーの適切な管理・運営を行っています。

管理運営ビル全体(※1)のエネルギー管理

当社が管理・運営するビルにて使用されるエネルギーは、ビルごと、エネルギー種別ごと(電力、ガス、冷水、温水、蒸気、上水、CO2排出量)に月間使用量をクラウドサーバーにて一元管理しています。全体の延床面積あたりのCO2排出量は2005年をピークに年々減少傾向にあります。

当社関連ビルにおける二酸化炭素排出量の推移(※2)(電気・ガス・冷温水・蒸気・上下水)

当社関連ビルにおける二酸化炭素排出量の推移

※1 管理運営ビル全体:当社が所有または一部所有するビル。
※2 二酸化炭素排出量:東京都環境確保条例第2計画期間のCO2排出係数にて算出。

各ビルの省エネルギー運用

エネルギー部会による省エネ運用

管理する大規模事業所を中心に、ビルごとにエネルギー部会を組織し活動しています。社内外の設備管理者と設計施工担当者が協力して、省エネ運用の検討や東京都環境確保条例・省エネ法への対応と、CO2排出量の削減に向けた取り組みを継続しています。

BEMSの活用

BEMS(Building Energy Management System)とは、建物のエネルギー使用状況や室内環境を把握することで、省エネ運用を可能にするシステムです。当社の主要なビルにはこのシステムが導入されており、中央監視でリアルタイムにエネルギーの使用状況を確認できます。また、データを蓄積・分析することで、エネルギーの使いすぎや無駄をなくすことができます。エネルギー部会では各事業所に導入されているBEMSを最大限活用し、日々の運用のチューニングを行いCO2排出量削減に取り組んでいます。

【活用事例】表参道ヒルズ
表参道ヒルズでは2006年の竣工以来、BEMSを活用し継続的に省エネへの取り組みを実施してきました。その中で、2011年に外気導入量の制御に改善の余地があることが分かりました。そこで外調機の周波数を調整、外気導入量を適切に減少させることに加え、運転時間の見直しも同時に行ったことで、外調機および熱源の使用電力量を2010年度比2012年度実績で39%削減することができました。

BEMS活用のイメージ
BEMS活用のイメージ
表参道ヒルズ:外気導入制御に伴う省エネ実績
表参道ヒルズ:外気導入制御に伴う省エネ実績

テナントとの協働による省エネの取り組み

オフィスビルにおいて、エネルギー消費の多くを占めるテナント専用部の管理は大変重要です。テナントとの協働により、共用部に専用部を加えたビル全体での省エネを推進しています。

テナントとの対話

省エネパンフレット
省エネパンフレット

大規模事業所では、テナントと環境対策協議会を組織し省エネに関する対話を図るとともに、入居時に省エネパンフレットを活用し、省エネの協力を要請しています。また、テナントごとのエネルギー使用量もエネルギーWEBシステムにより開示しています。

「見える化」を活用した空調デマンドレスポンスの取り組み

個別空調方式を採用している2棟の中小ビルにおいて、電力使用量を「見える化」するエネルギーWEBシステムを活用することにより、従来困難であったテナント専用部の電力デマンドレスポンス(※3)に取り組んでいます。空調システムをテナントごとに制御できるよう再構築し、テナントごとのデマンド目標を設定します。
デマンドの超過が予測されると、自動的に省エネ運転が実行されます。同時にインセンティブを提供し、協力テナントの能動的な行動を促しています。
その結果、夏季・冬季の空調電力デマンドを最大20%抑制しています。今後、新規プロジェクトへも随時導入を図っていく予定です。
※3 電力デマンドレスポンス:電力の使用抑制を促し、ピーク時の消費を抑え、電力の安定供給を図る仕組み。

空調デマンドレスポンスの仕組み
空調デマンドレスポンスの仕組み
虎ノ門36森ビルA社様制御効果比較
虎ノ門36森ビルA社様制御効果比較

東京都環境確保条例報告データ

(1)大規模事業所への「温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度」

当社が管理・運営する事業所のうち、東京都「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)」における「総量削減義務と排出量権取引制度」の対象となっている事業所は、以下のとおりです。

指定番号 事業所名
0681 六本木ヒルズ(六本木ヒルズ森タワー、グランド ハイアット 東京、けやき坂コンプレックス)
0686 アーク森ビル
1603 表参道ヒルズ
0688 愛宕グリーンヒルズMORIタワー
0687 ハリウッドビューティプラザ
0689 赤坂溜池タワー
0220 後楽森ビル・東京都下水道局後楽ポンプ所
0222 六本木ヒルズノースタワー
0545 六本木ファーストビル
0687 パレットタウンウエストモール・ヒストリーガレージ
1618 物産青梅ビル
2030 アークヒルズ 仙石山森タワー
2074 虎ノ門ヒルズ

事業所ごとに提出している、データについては、東京都環境局公式サイトをご確認ください。

(2)中小規模事業所を対象とした「地球温暖化対策報告書制度」

地球温暖化対策報告書については、東京都環境局公式サイトをご確認ください。