森ビル株式会社

都市のグランドデザインを描く

国境を越えて、人、経済、情報が魅力ある都市に集まる。21世紀に入り、世界は国際的都市間競争の時代に突入しています。都市が持つポテンシャルや可能性がその国の経済に大きく影響を及ぼし、未来への道筋を左右します。
ローカルの文化や個性を大切に育みつつ、世界的な視野から都市を見つめること。災害へ備えながら、環境に配慮し、都市の持続的な発展を可能にすること。効率優先主義ではない、人の視線に立った都市インフラを整備すること。機能的なだけでなく、優れたデザインや美しい景観を持つ都市をつくること。いつまでも暮らしていきたい、次の世代へ、その先の世代へ受け継いでいきたい都市をつくること。
50年、100年の長期的視野に立った都市のグランドデザインを描く。未来をイメージすることから、森ビルの都市づくりは始まります。

広域の都市のグランドデザインを検討する
広域の都市のグランドデザインを検討する
広域の都市のグランドデザインを検討する
広域の都市のグランドデザインを検討する

地元の方々と考え、語り合う

その街に暮らす方々と一緒に、その街の未来を考えてみる。森ビルの都市づくりはそこからスタートします。何よりも大切なのは、地元の方々との間に信頼関係を築くこと。
どんなプロジェクトでも「人と人」の関係を深め、蓄積させることなしに実現することはできません。
呼びかけ、じっくりと話し合い、意見を集約し、賛同と合意を得ながらプランを練っていく。たとえ時間がかかっても、決して対話を省いたり、一足飛びにしたりしない。それがこれまでもこれからも変わらない、森ビルの都市づくりの基本です。
アークヒルズも六本木ヒルズも完成までに17年。決して短くはない道のりの中で、住民の方々同士の間に深い結びつきが生まれ、コミュニティが生まれます。それは、やがて新しい街が生まれたときに力強い基盤となる、未来を向いたコミュニティです。

都市をつくることは、そこに生きる方々の未来に責任を持つこと。地域の方々に50年後、100年後も喜んでいただけるような都市をつくり、育む。森ビルが「都市は完成した時が、始まり」と言う理由がここにあります。

アークヒルズ開発当時、地元説明会の様子
アークヒルズ開発当時、地元説明会の様子
六本木ヒルズ自治会による街の清掃ボランティア活動
六本木ヒルズ自治会による街の清掃ボランティア活動

「ヒルズ」都市をはぐくむ

都市づくりは、長い仕事です。遥かに未来を見渡せる「丘」のような場所として、都市づくりへの理想を、森ビルは「ヒルズ」という名に込めました。
都市は完成した時が、始まり。質の高い空間、環境をつくるだけではなく、そこに暮らし、働き、そこを訪れる方々と一緒になって丁寧に育んでいく。その都市がつねに新鮮で魅力に満ちた場所であり続けるよう、様々な知恵と、経験と、情熱と、細部へのこだわりを注ぎ込んでいく。それが森ビルの都市づくりです。

オフィス:街全体が快適な「ワークプレイス」になる

六本木ヒルズ森タワー(協力:株式会社J-WAVE)
六本木ヒルズ森タワー
(協力:株式会社J-WAVE)

オフィス事業を原点とする森ビルにとって、オフィスとはもはや単に働くだけの空間を意味しません。
食、住、遊、憩などの多彩な機能がオフィスに近接し、街全体が便利で快適な「ワークプレイス」であることを目指します。
オフィスは時に住まいより長い時間を過ごす場所。だからこそ最高レベルのスペックだけでなく、空気環境、照明、管理、セキュリティなどソフト面にも細心の配慮を欠かしません。
オフィスワーカー同士が交流できるイベントなども開催し、新しい出会いやビジネスチャンスとなる機会も提供しています。また定期的にワーカーに対する「満足度調査」を実施し、新たなビジネスを創造する快適なオフィス環境づくりに反映させています。

レジデンス:新しい発想と暮す。「ライフスタイル」としての住宅

六本木ヒルズレジデンス
六本木ヒルズレジデンス

住宅というハードウェア以上のものをご提供していきたい。森ビルはMORI LIVINGを単なる住宅のブランドではなく、東京の新しい暮らし方を提案するライフスタイルのブランドと位置づけています。
東京の魅力を最大限に楽しめるロケーション。働く。食べる。楽しむ。憩う。学ぶ。健康になる。刺激を受ける。すべてが徒歩圏内にあるコンパクトシティでの暮らし。卓越したホスピタリティ。先進の耐震性能と24時間人の目で守るセキュリティがもたらす安心感。国際色豊かなコミュニティとそこから生まれる新しい出会い、新しい発想。

商業施設:街に、徹底したこだわりと新鮮な驚きを

表参道ヒルズ

日常の生活の中やいつもの街に、意外な驚きや新鮮な出会いがある。これまで日本では出会えなかったデザインや素材や商品と出会える。味わえる。触発される。街の豊かさ、人の心の豊かさはそんな所からも深まると思います。森ビルの商業施設の特色はいわゆる「商業エリア」を中心に展開するのではなく、人が暮らし、働く、街の中にあるということです。
森ビルの商業施設は30年前に始まったラフォーレ原宿を原点とし、常に時代と呼応しながら、感度を磨き、最新の情報を発信し続けてきました。ただ店舗にスペースを提供するのではなく、店舗と一緒にアイディアを練る。こだわり続ける。このスタイルは六本木ヒルズでも、表参道ヒルズでも、これからも変わることはありません。

タウンマネジメント:すべての人に、少しだけ特別な街でありたい

六本木けやき坂通り クリスマスイルミネーション

街は人と人の結びつきで成り立っています。人と人の関係が深まるほど、街の可能性は広がります。街へ来る人、街で働く人、街に住む人を結びつける。街全体のトータルな視点をもったコーディネーター役、それがタウンマネジメントの仕事です。また他とは違う「その街らしさ」を考え、表現し、その街を常に鮮度ある、少しだけ特別な場所にもしていきます。例えば地元の伝統を受けつぐお祭り。自治会を中心にした街ぐるみのクリーンアップ活動。街全体が晴れやかになるイベント。さらには小さなお子さんと一緒でも訪れやすいようにする設備づくりまで。たくさんの人が街に集い、様々な交流の中から新しい発見があるような生き生きとした街を育てていきたい。それが願いです。

森美術館:アートは都市の原動力のひとつだと思います

森美術館:展示風景
展示風景

森美術館は六本木ヒルズの空の上、街の真ん中にあります。アートを観るために来たのではない方も、ふらりと気軽に入っていただけるはず。美術館への入りやすさは、文化への近づきやすさであるともいえるでしょう。
アートは決して生活とかけ離れた、一部の専門家だけのものであってはならない。森ビルはそう考えます。クオリティには一切妥協することなく、あらゆる方々に広く開かれた場所。刺激的で楽しいだけでなく、リラックスさえできるような場所。様々なラーニングプログラム、「おやこでアート」のような取り組みはそんな視点から行っています。時には街全体に活力を与えることができるような「生きている美術館」。それが森美術館です。

アカデミーヒルズ:「人と人との新しい結びつき」を生み、育む場所

アカデミーヒルズ グレートブックスライブラリー
アカデミーヒルズ グレートブックスライブラリー

どんなにインターネットが進化しても、直接人と出会う深さにはかなわないのではないでしょうか?
アカデミーヒルズは、そんな人と人との新しい結びつきを育み、進化させる場所です。六本木ヒルズ森タワー49階とアーク森ビル37階。ビジネス最前線のレクチャー。様々なセミナープログラム。深夜0時まで開いている会員制のライブラリー。しかしこの場所の一番の魅力は、多彩なバックグラウンドを持ったメンバーの方々ご自身ではないでしょうか。
出会い、交流し、刺激を受け、そこからまた新しいアイディアが生まれる。ビジネスのシーンで、日常で、そのアイディアが未来を切り拓く。都市のインテリジェンスの拠点として。「知」のにぎわいは毎夜遅くまで途切れることがありません。

ヒルズクラブ:一生の財産になる出会いが生まれます

六本木ヒルズクラブ
六本木ヒルズクラブ

グローバルかつダイナミックな場所。ここは世界各国から分野と世代を超えた知性と感性が集い、出会い、交流し、時代を先駆けるような新しい可能性とネットワークが生まれていく、常に進化し続けるメンバーシップクラブです。ここでの出会いから、やがて新しい文化も芽生えていくかもしれません。
東京都心の上空で、眼下に広がるアートのような東京の夜景と街のエネルギーを感じながら、心ゆくまで、美食と美酒、知的なインタラクションをお楽しみください。

六本木ヒルズアリーナ:今夜も、そしていつも何かが起きています

ハリウッドスターが登場する映画のジャパンプレミアの翌朝に、地域の方々が参加する朝の太極拳。六本木ヒルズのちょうど中心に位置するアリーナは、いつも何かが起きている場所です。
イベントを行う際に常に意識していることは「人々とこの街とのつながり」「この街だからできること」。人と人が出会う街の広場としての顔を持つこの場所は、人とアーティスト、人と企業、時には人と異文化との出会いの場にもなり、昼も夜も刺激とエネルギー、楽しさに満ちています。毎年8月に恒例となっている夏祭りでは、自治会の方々と共に近隣のコミュニティも巻き込み、大きなうねりのようなパワーを生み出しています。

ホテル「グランド ハイアット 東京」:「宿泊する場所」を越えた存在として

グランド ハイアット 東京
グランド ハイアット 東京

六本木ヒルズの一員として、街に直結したホテルです。エントランスを一歩出れば、そこは様々な刺激と楽しさに満ちた24時間動き続ける街。再びホテルへ戻れば確固としたプライバシーと安らぎに包まれます。
このホテルのキャラクターは街の個性にも似て、若々しくダイナミック。活発で躍動的。あらゆる使い方に対応できる柔軟さもあります。外国からのお客様が7割近くにのぼるのも、六本木ヒルズにあるホテルならではかもしれません。単に宿泊する場所としてのホテルを超えた居心地の良い空間として、「ライフスタイルデスティネーション」として、街をもっと縦横無尽に楽しむためのベースとしてご活用いただければと思います。

管理:街の管理にも、ホスピタリティを込めて

管理イメージ

一言で「街の管理」と言っても、その仕事は防災から、保安警備、清掃、植栽の手入れ、設備のメンテナンス、物流の管理まで幅広い領域に渡ります。例えば六本木ヒルズだけでも約2,000人の管理スタッフがいます。その全員が常にホテルマンに負けないようなホスピタリティを持って、街へいらっしゃるお客さまや、街で働き、暮らす方々をお迎えすることを心がけています。警備担当であっても、お客さまをご案内する時は街を代表する案内係でありたいと思います。最高レベルのハードウェアを備えるだけでなく、ひとり一人の「人」が高い意識を持って、街を守る。美しく保つ。この街が安心、安全で、かつ心地よい場所であり続けるための大切な要素だと考えます。

リゾート:緑を浴びて過ごす、「自然の中のヒルズ」

ヒルズは都心にあるもの、とお考えではありませんか?都心のヒルズも自然との共生をテーマにしていますが、こちらのヒルズは「自然の真ん中にあるヒルズ」です。日本最高峰のゴルフ選手権も開催される宍戸ヒルズ。緑に囲まれたゴルフコースを中心に、家族でも楽しめる施設が充実した静ヒルズ。週末には六本木ヒルズからバスツアーが出発し、ビギナーの方や子どもたちにもゴルフの楽しさを満喫していただけるプログラムも実施しています。平日は都心のヒルズで働き、楽しみ、週末は親子3世代で楽しめる「自然の中のヒルズ」でたっぷり緑を浴びる。六本木ヒルズ、アークヒルズで大好評の朝市の野菜も、このリゾート周辺から直送されています。