「どれがよかった?」篇
60秒
by 早坂尚樹
感想を言い合っていたはずが、いつのまにかクイズのようになっている。そんなテンポのよい会話を通じて、展覧会の魅力を伝えています。言葉だけでは伝わりにくいからこそ、より直感的に、感覚的に、擬音を用いて表現しています。(コピーライター:早坂尚樹)
女A:すごかったよね、美術館の展示。
女B:いろいろ考えさせられたよね。
男:どれがよかった?
女A:ぷかぷかーって部屋中に巨大な白い玉がドーンと浮いていた作品は、わーって感じで、ぐっときたなぁ。
男:…もしかして、モニラ・アルカディリの「恨み言」のこと言ってる?
女A:それそれ!
女B:あと貝殻がバーっと敷き詰めてあって、動くたびにバリバリってして、アートな体験ができるところもよかったよね。
男:…それは、ニナカネルの「マッスルメモリー」かな?
女B:あ、そうそうそう!
女A:あとは、一見、木製の足場が組まれてた展示が…。
男:…それは…アサドラザの…。
女B:アサドラザの…?
男:「木漏れ日」…?
女AB:おおー!
男:いや、クイズじゃないんだから。
NA:今、森美術館では『私たちのエコロジー』展を開催中。
環境危機に対して、現代アートは何ができるのか。輸送を最小限にし、前回の展覧会の壁を再利用するなどサステナブルな展示にも取り組んでいます。
東京をもっとおもしろくする。森ビル。
クリエイティブ・ディレクター:澤本嘉光
コピーライター:早坂尚樹
クリエイティブ・プロデューサー:佐藤宙信
プロデューサー:森田一成、東竜太
女:A中島百依子、B忽那文香(ダウ90000)
男:上原佑太(ダウ90000)
NA:道上珠妃(ダウ90000)