11月19日、20日、「東北×東京」と「伝統×革新」をテーマに、日本文化の魅力を世界に向けてプレゼンテーションする「東京 新虎まつり」が、虎ノ門ヒルズや新虎通りで開催され、延べ3万人が訪れました。

新虎通りを舞台に行われたメインイベント「東北六魂祭パレード」には、多くの観客が訪れ、約300メートルの沿道を埋め尽くしました。「東北六魂祭パレード」は、東日本大震災からの復興を願い、東北が誇る六祭りを一堂に集結させたパレードで、2011年仙台市から始まり、2016年6月青森市での開催で東北6県を一巡し、ひとつの節目を迎えました。そして、復興の歩みをさらに進め、東北の未来を力強く跳躍させるために、このたび、東京・新虎通りに再び結集しました。

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パレードに先立ち行われた出発式では、主催者を代表して東京都知事の小池百合子氏が挨拶に立ったのをはじめ、来賓を代表して、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣の丸川珠代氏、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長代行の遠藤利明氏、経済産業副大臣の高木陽介氏、そして東北六魂祭実行委員長の奥山恵美子氏(仙台市長)が挨拶しました。

高らかと鳴り響く秋田竿燈まつりの笛の音を合図に、高さ12メートル、重さ50キロの巨大な竿燈が姿を現し、六魂祭パレードがスタート。この秋田竿燈まつりを皮切りに、盛岡さんさ踊り、山形花笠まつり、仙台七夕まつり(仙台すずめ踊り)、福島わらじまつり、青森ねぶた祭が続々登場し、総勢約370名の演者による渾身の舞いが披露され、会場は熱気に包まれました。

青森ねぶた祭のパレードでは、新橋・虎ノ門エリアにお住いの方やお勤めの方もねぶたの曳き手、ハネトとして参加。日本が世界に誇る東北文化を体感すると共に、東北の演者たちと一緒に汗を流し相互の交流を深めました。

そしてパレードは、いよいよクライマックスへ。最後に披露された戻り囃子では、六祭りが一体となり、それぞれの祭りの演者たちが青森ねぶた祭の囃子に合わせ舞ったり、沿道の観客に手を振りながら、新虎通りを進みました。溢れんばかりの笑顔の演者たちからは、震災から力強く立ち上がる東北のエネルギーがみなぎり、観客の大声援とも相まって、会場を活気で満たしパレードは締めくくられました。

 

新虎通りを「日本文化のショウケース」に

新虎通りでは、今後も通りを活用し、日本各地の魅力を世界に発信する様々な取り組みが予定されています。
来年2月からは、日本全国津々浦々の「ヒト」「モノ」「コト」の魅力を編集、発信し、地方創生へ繋げる「旅する新虎マーケット」がスタートします。地方の活性化に向けた組織として最大規模となる「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合」が主催するこのイベントでは、新虎通り歩道上の「旅するフードスタンド」やマルシェスタイルの「旅するファーマーズマーケット」、沿道の「旅するストア」や「旅するカフェ」で、日本全国からセレクトした食やアイテムを堪能することができます。

虎ノ門ヒルズエリアの街づくりを推進する森ビルは、今後も地域の方と連携し、新虎通りを日本文化のショウケースに、東京から地方創生に貢献する取り組みを続けて参ります。