1月15日、森ビル社員約1,300名が参加する「森ビル総合震災訓練」を、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、アークヒルズをはじめとした各施設で一斉に実施しました。

森ビルは、「逃げ出す街から逃げ込める街へ」のコンセプトのもと、開発地域のみならず周辺地域の防災拠点ともなる、災害に強い安全・安心な街づくりに取り組んでいます。大規模再開発の特性を活かして、オープンスペースや交通インフラの整備等、都市基盤の整備をはじめ、ハード・ソフト両面で様々な対策を講じています。

森ビル総合震災訓練

その取り組みのひとつとして毎年行っている「森ビル総合震災訓練」は、当社が年間を通じて実施する各種訓練の中で最も大規模なもので、1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、災害発生時の迅速な初動活動や街の安全確保を目的に実施しています。

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震災対策本部

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防災センターでの初動活動訓練

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帰宅困難者受入訓練

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帰宅困難者受入訓練

当社では、東京23区で震度5強以上の地震が発生すると、自動的に震災対策組織に移行するよう、震災対策要綱で定めており、社員は予め決められた組織に基づき、災害対応活動に取り組みます。

この度の訓練では、震災対策本部指揮のもと、各社員が事前に支給されている震装備品を着用のうえ、震災対策組織にのっとり、自部門の震災行動マニュアルに沿った活動訓練を実施。
建物の被害状況を瞬時に予測することができる独自の被災度推測システム「e-Daps」を活用した各ビルでの初動対応訓練、港区と災害時の協力協定を締結している六本木ヒルズをはじめとした主要施設での帰宅困難者受入訓練、また各ビルと震災対策本部の連絡手段となる各種情報通信ツールの活用訓練などを行いました。

「逃げ出す街から逃げ込める街」を目指し、これからも社員一丸となって安全・安心な街づくりに取り組んでまいります。

参考:被災度推測システム「e-Daps」
建物に設置した地震計で捉えた加速度と建物の変位から、各階の被害状況をリアルタイムに推測できるシステム。