年頭所感(要旨)
2016年は、森ビルの将来を左右する「要の年」だ。推進中の複数の大規模プロジェクトについて、すべての要素を勘案して最適解を見出し、多くの関係者を束ねて全体の骨格を固めていく。今まで温めてきた構想や新たなアイディアを実現できるかどうかは、この1年で決まる。妥協することなく挑戦しつづけ、森ビルらしい計画にまとめあげる。

今夏のリオデジャネイロ オリンピック・パラリンピックが終わると、世界の目は東京に集まる。我々の国際新都心形成への取り組みを、世界にお披露目する絶好のチャンスだ。虎ノ門ヒルズ周辺の一体開発を含め、一連のプロジェクトを、森ビルらしいクオリティで計画通りに成功させ、東京と森ビルの底力を世界に強く印象づけたい。

「都市をつくり、都市を育む」という仕事は、様々な立場の人々との協働作業であり、多くの人々に我々の考えを理解してもらわなければ成り立たない。そのためには高いプレゼンテーション能力が不可欠だ。日本人はものづくりでは一流だが、プレゼンテーションにおいてはまだまだ世界に学ぶべきことが多い。社員ひとりひとりが世界に目を向け、プレゼンテーション能力に磨きをかけてほしい。

2016年も「森ビルはますます森ビルになる」という気持ちを忘れずに、「要の年」を一緒に走り切ろう。