1月16日、全社員約1,300名参加による「森ビル・全社総合震災訓練」を、六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズをはじめとする各施設で実施しました。

「森ビル・全社総合震災訓練」は、当社が年間を通じて実施する様々な訓練の中でも、全社員参加による大規模なもので、1995年に発生した阪神・淡路大震災以降、災害発生時の迅速な初動活動や街の安全確保を目的に、毎年実施しているものです。当日は、震災対策要綱に基づき、震度5強以上で自動的に立ち上がる震災対策本部の指示により、部門ごとの行動マニュアルに沿って活動を行いました。

今回からは新たに、昨年6月の開業に合わせて港区と「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」を締結した虎ノ門ヒルズでも、帰宅困難者受入訓練を実施しました。訓練では、受入会場の準備や、所轄の愛宕警察署協力による帰宅困難者の誘導、備蓄品の配給など、さまざまな実地活動を行いました。
また、健常な帰宅困難者の中からボランティア要員を選定し、係員とともに備蓄食糧の配布や仮設トイレの設置など、救援活動の演習も実施しました。

災害時には「自助・共助」が非常に重要です。安全・安心な街づくりを進める私たちは、“逃げ込める街”を目指し、今後も震災訓練などさまざまな啓蒙活動を行ってまいります。

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「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」の締結
当社では東日本大震災をうけ、2012年3月、六本木ヒルズで東京都港区と「災害発生時における帰宅困難者の受入れ等に関する協力協定」を締結しました。2014年6月には、虎ノ門ヒルズにおいても協定を締結。当協定締結により、官民連携のもと、周辺地域への貢献も果たす防災拠点としての街づくりを、より一層推進してまいります。
・帰宅困難者に対する一時避難場所の提供・帰宅困難者に対する備蓄食料、飲料水などの提供
・帰宅困難者に対する避難誘導用具の提供・駅周辺などからの帰宅困難者の誘導、及びそれにかかる人員提供