11月29日(火)、東京都が施行し、森ビル株式会社が「特定建築者」となって推進して参りました「東京都市計画事業環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業」のIII街区において、報道関係の方々に向けた現場見学会を開催しました。

説明資料:環状2号線プロジェクトIII街区(PDF)

当プロジェクトの最大の特徴である、建物内地下に自動車道路を貫通させる様子が外から見ることができる唯一のタイミングに合わせ、隣接ビルからの撮影会を実施することとなりました。尚、当プロジェクトは「立体道路制度」を活用し、超高層ビルの中を自動車道路が通る東京では初めてのプロジェクトとなります。

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立体道路制度について
通常は道路の上下空間に建物を建設することは法規上できませんが、土地利用の合理化を図るための取組みの一種として、道路の区域を立体的に定め、道路施設として必要な空間以外の空間の利用を自由にすることで、道路上下に建築物の建設を可能とする制度です。(1989年創設)当街区ではこの制度を活用し、地下トンネルの上下部に建物を重ね、敷地の有効利用を図っています。

環状2号線プロジェクト(III街区)とは
国際戦略新都心形成の起爆剤として、緑豊かな幅員40メートルのシンボルストリートとともに誕生する東京の新たなランドマーク。
1946年の都市計画決定から約半世紀以上を経て、1998年市街地再開発事業として都市計画決定、ついに実現に向け動き出した環状2号線。東京都施行のこの幹線道路、環状二号線再開発事業の中心に位置するIII街区プロジェクトに森ビルは2002年より事業協力者として参加、2009年に特定建築者に選定。
当社発祥の地でもある新橋・虎ノ門地区は、官庁街に隣接した日本を代表する業務地域として機能更新や再活性化が期待され、その中心となるIII街区では、世界中から人々が集まる高次複合拠点を目指す。
立体道路制度を活用し、建物内地下に自動車道路を貫通させ、建物を超高層化するとともに地上部は人と緑に開放。防災性や環境にも配慮し、東京の国際競争力強化に貢献する。

ニュースリリース:
「環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業III街区」着工に向け、本日、安全祈願式を実施
森ビル、環状第二号線新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業におけるIII街区(虎ノ門街区)の特定建築者予定者に選定