森ビル株式会社 代表取締役社長 森稔は、日英関係の発展に対する功績が認められ、エリザベス二世女王陛下より、名誉大英勲章KBEを受章いたしました。12月7日(月)、駐日英国大使館大使公邸にて叙勲式が執り行われ、ディビッド・ウォレン大使より勲章が授与されました。

※名誉大英勲章KBE(Knight Commander of the Order of the British Empire)は、様々な分野で残した優秀な功績を認め、社会全体の貢献に対して感謝するというもので、特に、際立った成果を残された人々、または、奉仕 活動に尽くした人々に授けられる権威ある勲章です。英国人以外に対しても、英国との関係発展への顕著な貢献を認められた方に叙勲の栄誉が授けられます。こ れまで、トヨタ自動車会長 張 富士夫氏、日産自動車社CEO カルロス・ゴーン氏などが叙勲されています。

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ディビッド・ウォレン駐日英国大使(左)と森ビル社長森稔(右)

■名誉大英勲章KBE 叙勲理由
芸術の分野での日英協力に対する森氏の功績は顕著で、英国王立芸術院、テート・ブリテン、テート・モダンなど、英国を代表する芸術機関の成功には、森氏による支援が大きく寄与しています。2003年に開館した六本木ヒルズの森美術館は、コンテンポラリー・アートを発信する世界屈指の美術館として、その地位を確立しました。マーク・ウォリンジャー、ケリス・ウィン・エヴァンス、ジム・ランビーをはじめとする数多くの英国のアーティストたちが、森美術館で自分たちの作品を展示する機会に恵まれました。また、森美術館のインターナショナル・アドバイザリー・コミッティーには、英国の芸術界を代表するひとり、テート美術館館長のニコラス・セロータ卿がメンバーとして加わっています。
日英外交関係樹立150周年を祝い、駐日英国大使館とブリティッシュ・カウンシルが昨年一年間展開した「UK-Japan 2008」では、六本木ヒルズ森タワー52階東京シティービューでの開幕イベント、森美術館での「英国美術の現在史: ターナー賞の歩み」展、アカデミーヒルズでのデービッド・ミリバンド英国外務大臣と日本の大学生たちとのトーク・イベントなどが、森氏の寛大なる支援により成功を収めました。そして、表参道ヒルズでは、スコットランドのファッション展が好評を博し、昨年10月に来日されたコーンウォール公爵夫人もご覧になられました。
森氏は、森美術館や英国の芸術機関との活動を通じて、日英の芸術分野での重要な協力者です。

■森社長コメント
この度、名誉大英勲章受章の栄に浴しましたことは、身に余る光栄に存じます。「英国美術の現代史:ターナー展の歩み」展をはじめとして、文化政策が社会の中で大きな役割を果たしている英国をより深く皆様に知っていただく様々な催しが成功を収めましたのも、英国という良きパートナー、そして多くの関係者の方々のご尽力の賜物と考えております。長年にわたる都市開発事業を通じて、首都東京、ひいては日本の都市の発展に貢献するよう努力して参りましたが、「文化都心」を標榜する六本木ヒルズとその象徴である森美術館のみならず、このように私どもの文化交流、国際交流の活動を高く評価していただき、このうえない喜びでございます。この栄誉を機に、今後も、英日両国友好のさらなる発展に貢献していくとともに、世界中から多くの人々に訪れていただける魅力的な都市の創造に邁進していく所存です。

叙勲式には、森社長が日頃から親しくお付き合いさせていただいている方々 約100名がかけつけてくださいました。

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受章の挨拶をする社長森稔と
お祝いにかけつけていただいたゲストの方々

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授与された勲章
 

当社は、街づくりにおけるミッションの1つに「文化・芸術」を掲げています。今後も、街全体を舞台に様々な国の文化や情報などを受発信し、世界中から多くの人々を惹きつけ、新たな知的交流を生み出すような、磁力ある街づくりを推進してまいります。

ニュースリリース:弊社社長 森稔 英国より名誉大英勲章KBEを受章