- 企業活動をサポートする環境は充実しているか
- 企業にとって魅力ある都市の姿とはどういうものでしょうか。ここでは、激化する国際的都市間競争における東京の競争力を考えます。
- 優れたビジネス環境とは?
- 経営開発国際研究所(IMD)によれば、国際競争力とは、人々の生活の質を向上させるような企業活動であり、それを創造・維持できる環境として4つのポイントを挙げています。
1)経済の効率性
2)行政機関の効率性
3)企業経営の効率性
4)社会資本の充実度
これらを念頭に各都市の魅力をデータで検証してみましょう。


- 激化する国際的都市間競争
東京は'80年代には、ニューヨーク、ロンドンと並んで、世界の3大金融センターとして世界に認識されるようになりました。しかし、その後の国際的都市間競争の激化にともなって、東京の地位は低迷しつつあると言われています。
東京とニューヨークの株式市場の時価総額を比較すると、'90年にはほぼ同規模でしたが、'00年にはその差は約4倍にまで広がっています。
- 東京23区における大規模オフィスビル市場動向調査
- '03年の調査によれば、東京23区の大規模オフィスビル(延床面積1ha以上)の供給量は、前回の大量供給年'94年の183haを20%上回る217haです。しかし、'04年以降の供給量は、年平均80ha程度の低水準に落ち着く見込みです。


- 各都市の上場外国企業数
外国企業が多く上場している都市は、魅力あるビジネス環境と開かれた市場を持っていると言えます。
上場外国企業数が最も多いのは、ニューヨークの542社、次いでロンドンの492社となっています。東京の39社と比べて、大きな格差となっています(2001年値)。


:東京は経済の規模では優れていますがビジネス環境については競争力があるとは言えません。