東京の大きさ

東京は世界の大都市と比較して、平面的過密、立体的過疎の都市となっています。
ここでは、国際的な都市間比較を行うことによって、東京の特殊性を浮き彫りにしたいと考えています。
今回はまず、平面的な視点で比較を行い、東京において、土地の高度利用が進まない原因のひとつ
(細街路で構成されている小規模な街区)を探ります。

面積比較

東京都心4区とニューヨークマンハッタン島の面積比較
マンハッタンは東京の山手線の内側と同規模
ニューヨーク、マンハッタン島は面積約6,000ha(約60km2)であり、東京の山手線内の約6,000haと同規模です。東京23区では、都心4区(千代田区、中央区、港区、新宿区)の約6,000haにも匹敵しています。
約6,000haのマンハッタン島の中には、私たちにも馴染みのあるロックフェラーセンター、エンパイヤステートビル、メトライフビル(旧パンナムビル)、ソーホー地区、セントラルパーク、タイムズスクエア、メトロポリタン美術館、MoMA(ニューヨーク近代美術館)、グッゲンハイム美術館等が集積しています。
ニューヨーク、マンハッタンは、様々な施設の集積メリットを積極的に活用することで、都市の魅力を高め、世界中から人、モノ、カネ、情報をひきつけています。

東京の上にニューヨークやパリ、ロンドンの地図を重ねてみました

千代田区、中央区、港区、新宿区といった、都市活動の核となるエリアです。ニューヨーク、パリ、ロンドンの各都市と
そのスケールの違いを比べてみてください。

New York ニューヨーク:ニューヨーク・マンハッタン島。面積は、約6,000ha。山手線の内側とほぼ同じ広さです
London ロンドン:ロンドンの中心部、地下鉄サークル線とターミナル駅に囲まれたエリアで、面爾は約3,000ha。
Paris パリ:パリの中心部。面積は約3,000ha。行政、金融、文化施設が集まっており、中心郎にも居住人口が多いのが特徴です。

港区にズーム・アップ。公園の大きさを比べます

Tokyo 東京:国内では緑が多い東京も、ニューヨークやロンドンと比べると、公園が小さいことがわかります。
New York ニューヨーク:ニューヨーク、セントラルパークです。敷地面積は焼く340haで、日比谷公園の20倍以上の広さがあります。
London ロンドン:ロンドン、ハイドパークです。敷地面積は、約140ha。ヘンリー8世の狩猟場が、公園として一般公開されたものです。
Paris パリ:パリ、チェイルリー公園です。ルーブル美術館、オランジェリー美術館、プチパレ(市立美術館)など多数の文化施設を抱える、フランスの文化の中心です。

さらにズーム!今度は道路や街区を見てみましょう

[Tokyo 東京] 道路は狭く、街区も小さい東京!港区・新橋駅周辺の街区の大きさは、約0.1ha程度です。:
[New York ニューヨーク] 格子状の街区が特徴的なマンハッタン・ミッドダウン:ロックフェラー・センター周辺の街区の大きさは、約1~2haです。
[London ロンドン] ロンドンを重ねると:政治・金融の中心、シティ周辺の街区は約1~2haです。
[Paris パリ] パリを重ねると:凱旋門周辺の放射状の街区は約1~2haです。
Check It Now!:東京の狭い道路と小さな街区が、土地の高度利用が進まない原因となっています。
マンハッタン島は、南北に走るアヴェニューと、東西に走るストリートで、街区が形成されています。アヴェニューとストリート、 それぞれの道幅は、基本的に100フィート(約30m)と60フィート(約18m)。 一方、東京の場合は、区画整理された街区では、道幅は約6~8m、街区の大きさも、平均約0.1ha(1,000m2)。この小さな街区と、 細分化された土地所有が、土地の高度利用を妨げています。

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