都市と自然

緑をつくる

①都市緑化への挑戦

私たちの本格的な緑化への取り組みは、1986 年竣工の「アークヒルズ」に始まります。以後30年以上に渡って、都市の緑化に取り組んできました。

都市に緑を増やすには、地面を緑化するだけでは足りません。屋上や、構造物上の空間も、緑化することが大切です。
例えば、六本木ヒルズの66 プラザは、下に道路が走る構造物です。私たちは、この構造物上の「人工地盤」を緑化するために耐荷重や防水・防根を入念に検討しました。そしてケヤキの木などの樹木や草花を植えています。

②エコロジカルネットワークの拠点をつくる

都心に豊かな生態系を育むため、東京都「環境基本計画」や港区「緑と水の総合計画」などに添って、皇居や芝公園などの緑地間を生きものが行きかう際の中継地や生息地となる「エコロジカルネットワーク※の拠点」として、緑地を創出しています。

エコロジカルネットワーク図

※エコロジカルネットワーク
生きものの生活拠点となる緑地を小規模な緑地や街路樹などでつなぎ、移動できるようにすることで、生きものが暮らしやすい状況をつくる必要があります。このような生息地のネットワークを、エコロジカルネットワークといいます。(港区 生物多様性緑化ガイドより抜粋)

③保存された樹木

私たちは、これまでその土地にあった植物を活かし、新しい屋外空間をつくっています。それまでの土地の歴史や、植生の保護を大切に考え、引き継ぐことを考えています。

例えば、六本木ヒルズができる前の土地にあった植物も、数多く六本木ヒルズの中に保存されて、今も元気に育っています。

写真は、毛利庭園の大イチョウの移設の様子です。根を巻き、クレーンで吊って仮の圃場へ移設し、六本木ヒルズ毛利庭園工事に伴って、毛利庭園に再植樹されました。

樹木配置図(六本木ヒルズ毛利庭園)

④緑づくりのこだわり〜ガイドライン〜

私たちは新しい屋外空間をつくるうえでのガイドラインを作成し、これに則った計画・設計を進めています。

建物は竣工時が完成とみなされますが、植物は違います。植えられた時が、その土地での成長のスタートです。従って、私たちは樹木や草花がのびのびと成長することができるように、樹種を選び、余裕ある空間に植えるようにしています。

また、植栽を利用したヒートアイランド対策にも前向きに取り組んでい ます。

成長を考慮した緑地空間づくり
ガイドラインに記載された項目の例

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