多様な都市機能を集約したコンパクトシティの先駆けである六本木ヒルズは、2003年に「文化都心」として誕生、2018年4月25日で開業15周年を迎えます。

六本木ヒルズは、世界をリードする都市に欠かせない「文化」の都心を東京につくるべく、現在ではすっかり定着している、オフィスや住宅、商業施設を複合的に開発する街づくりと、多様な用途の施設をひとつの街として運営するタウンマネジメントの手法により、開業以来、多様な人々が暮らし、働く、経済と文化が融合した街を育んできました。

開業15年で、街のシンボルとして森タワーの最上層部に設置した森美術館は、アジアを代表する現代美術館に成長。以来、六本木エリアには多くの美術館やギャラリーが集積され、「六本木アートナイト」も開催されるなど、東京を代表する文化の拠点となりました。同時に、街を育むために、様々なコミュニティ活動を継続的に仕掛け、街を舞台にした多様な学びの機会も提供してきました。

また、ここ数年は、六本木ヒルズ10周年を機に立ち上げた、都市と未来のライフスタイルを議論する国際会議「INNOVATIVE CITY FORUM」を継続的に開催しているほか、「MITメディアラボ」との都市のあり方に関する共同研究をスタート、さらに六本木ヒルズを舞台にしたAIなど先端テクノロジーの実証実験にも取り組むなど、次世代の街のあり方の提案に注力しています。

このように、新鮮な情報発信やライフスタイルの提案を積み重ねた結果、六本木ヒルズは、時代の最先端に出会える街として国内外で広く認知され、開業以来毎年約4,000万人が訪問、この15年間の来街者は6億人に達する見込みです(2018年3月1日現在)。

六本木ヒルズは、これからも、世界中から多様な価値観、文化、感性、技術を持った人々や企業を迎え入れ、新しい磁力を創発する街を目指して、さらに進化して参ります。