森ビル株式会社が管理運営する「虎ノ門ヒルズ」(東京都港区、2014年6月竣工)が、この度、港区より平成28年度「港区みどりの街づくり賞」ならびに「港区景観街づくり賞奨励賞」を受賞いたしました。

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港区により創設された両賞のうち、「港区みどりの街づくり賞」は、環境への配慮と優れた緑化計画を行い、その緑地を維持している区民や事業者を表彰し、地域緑化への協力に感謝を示すとともに、さらなる民間緑化の発展を願って、平成16年度に設けられた賞です。また、「港区景観街づくり賞」は、良好な景観形成に功績のあった優れた民間の施設や活動を表彰することで、広く景観に対する意識の向上を図るとともに、魅力ある街づくりを推進するために、平成23年度に設けられました。
当社の施設では、「港区みどりの街づくり賞」が5度目、「港区景観街づくり賞」については初めての受賞となり、今回はそれぞれ以下の点が評価され、受賞にいたりました。

受賞理由「港区みどりのまちづくり賞」
人工地盤上に生物多様性に配慮した緑地を実現し、港区のエコロジカルネットワークの形成に貢献する点は、エリアにおける模範となる。

受賞理由「港区景観まちづくり賞奨励賞」
地盤の高低差を活かし、贅沢なまでのランドスケープと、散策・寛ぎの場を生み出し、周囲における一つのオアシスを生み出した。建築とみどりの広場が新虎通りのランドマークとなっている。

虎ノ門ヒルズは、東京都施行の市街地再開発事業として、環状二号線(新橋・虎ノ門間)の道路上空に建築物を建てる画期的な手法「立体道路制度」を活用することで、約6,000㎡の大規模なオープンスペースを確保。屋上庭園「オーバル広場」や階段状のテラス「ステップガーデン」など、豊かな緑地空間を実現しました。この広大な緑地空間は、生物多様性に配慮した緑や小川を創出し、JHEP認証(公益財団法人日本生態系協会運営)で最高ランク「AAA」を取得しているほか、オフィスワーカーや地域の方を対象にしたコミュニティ形成活動の場としても活用されています。

当社は、今後も緑豊かで地球に優しい都市環境の創造に努めるとともに、魅力ある街づくりを積極的に推進する事で、首都東京のさらなる磁力向上に貢献してまいります。