森ビル株式会社は、環状第二号線(新橋~虎ノ門)地上部道路「新虎通り」沿道を基盤に事業展開する法人等8者と共同で「一般社団法人新虎通りエリアマネジメント」(以下、本法人)を、10月30日に設立しました。これは「新虎通り」における、より積極的かつ活発なエリアマネジメントの推進を目的にするもので、本法人の代表理事には、当社タウンマネジメント事業部を所管する取締役常務執行役員 小笠原正彦が就任しております。

昨年開業した虎ノ門ヒルズと一体整備された新虎通りは、沿道一帯(約5ha)が「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」に基づく街並み再生地区に指定されているほか、道路を賑わいの場として活用する「東京シャンゼリゼプロジェクト」の対象地域にもなるなど、東京の新しいシンボルストリートを目指し、東京都や港区による様々な施策が実行、検討されています。

当社も、虎ノ門ヒルズにとどまらず、新虎通りを含めたエリアマネジメントを推進するという考えのもと、地域関係者とともに発足した「新虎通りエリアマネジメント協議会」に参画し、関係者と道路空間の利活用等を通じた街のブランディング、賑わいの創出に取り組んでまいりました。また、沿道の当社所有地を活用した賑わい施設の誘致なども当社独自に展開しています。
新虎通り沿道における当社の主な実績はPDFを参照ください。

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新橋・虎ノ門エリアから東京の磁力を高める
当社が虎ノ門ヒルズの南北や新虎通り沿道で推進する3つのプロジェクト※が都市計画決定され、また日比谷線新駅計画も東京圏国家戦略特別区域に認定されるなど、新橋・虎ノ門エリアは虎ノ門ヒルズ開業を機に大きく動き出しています。この度の法人設立によって、道路内での常設店舗の運営や広告展開、イベント開催など、エリアマネジメントを展開する体制も整いました。当社が培ってきた街の運営力、ブランド力、ネットワークを、今後さらに積極的に提供し、官民連携によるエリアマネジメントをより主体的に推進することで、世界を代表する企業が集積しグローバルな人々が集う同エリアの発展、ひいては東京の磁力向上を果たしてまいります。
※虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業(2015年7月都市計画決定)、愛宕山周辺地区(I地区)開発事業(2015年9月都市計画決定)、新橋四丁目計画(2015年6月都市計画決定)

新橋・虎ノ門エリアは、新虎通りが開通し、国家戦略特区に基づく再開発や新駅が計画される等、今注目を集めるエリアです。「新虎通り」はオリンピック道路とも言われ、東京都のシャンゼリゼプロジェクトも展開されていますが、開通したばかりで沿道の建替えもこれからの状況です。エリアマネジメントは、街を育むという息の長い取り組みですが、地元の皆様と共にオリンピック道路、シンボルロードに相応しい活動が展開できるよう邁進していく所存です。
一般社団法人新虎通りエリアマネジメント代表理事
森ビル株式会社 取締役常務執行役員 小笠原正彦