森ビル株式会社は、文化庁が取り組む「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業(以下、本事業)」の受託者として、平成22年度より5年間にわたり事業を推進してまいりました。このたび、本事業の成果の一環として「マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアート産学官民コンソーシアム」が設立されるに至りましたのでお知らせいたします。

本事業では、マンガ、アニメーション、ゲーム、メディアアートといったメディア芸術分野(以下、当該分野)の振興を目指し、関係者や関係機関との連携を図りながら、
・コンソーシアムの体制整備に向けた企画・検討会議の催行
・産業界・教育機関などの連携を促進する各種プロジェクトや調査研究の実施
・WEB・ニュースレターなどによる情報発信
などの各種取り組みを推進してまいりました。

このたび、本事業の成果として、当該分野における産業、大学、関係省庁、制作者などの相互連携を目指す団体「マンガ・アニメーション・ゲーム・メディアアート産学官民コンソーシアム」※(以下、本団体)が設立されるに至りました。今後は、本団体が当該分野の発展と振興、並びにこれらに従事する個人らの文化的・社会的地位向上の実現について、主体的役割を果たしていくことが期待されます。
※本団体に関する詳細は、PDFを参照ください。
※このたびの本団体発足をもって、当社の本事業の受託者としての取り組みは終了となります。

メディア芸術は、いまや日本を代表する文化芸術、あるいは産業のひとつとして、若者たちを中心に諸外国からの注目も年々高まっています。また、2020年には、我が国の文化芸術、そしてアジアを代表する国際都市・東京の姿を世界に向けて発信する絶好の機会でもある東京五輪の開催が予定されています。
当社においては、今後も引き続き、東京が「世界一の都市」を目指すうえで、創造や革新を生み出す重要な因子である「文化・芸術」を街づくりのミッションのひとつに掲げ、本事業での活動経験も活かし、本団体とも連携を図りながら、メディア芸術の振興・発展を支援してまいります。