本日(4月1日)の弊社入社式における、新入社員へ向けた社長所感の要旨をご紹介いたします。なお、本年度の新入社員は、27名です。
 

テイクオフ、東京を世界一の都市へ

4月1日は、社会人への第一歩を踏み出した皆さんだけでなく、私たちにとってもワクワクする楽しい日だ。満開の桜で街が華やぐなかで「皆さんも森ビルも、新たなステージのスタート台に立っているんだな」と、心地よい緊張感と高揚感を感じている。日本、東京にとってもこの数年が勝負の時になる。都市づくりを通じて時代のダイナミズムを全身で味わってほしい。

2015年は森ビルにとって「テイクオフ」の年だ。昨年開業した虎ノ門ヒルズ周辺の街づくりを一体的に進めるとともに、六本木ヒルズに匹敵するスケールの「虎ノ門・麻布台地区再開発事業」や「六本木5丁目地区再開発事業」の骨格を固める。さらに、他社や地元の人々を巻き込んだエリアマネジメントにも挑戦し、虎ノ門から六本木にわたるエリアを国際新都心として再生していく。

森ビルの都市づくりの仕事はとても幅が広い。どの部署に配属されても、本気で、全力で取り組んでほしい。本気で取り組めば面白さがわかるし、すべての仕事が森ビルらしい都市づくりにつながっていることがわかる。そして、こうした現場体験が活きるときが必ずくる。「都市をつくり、都市を育む」仕事で一番重要なのは「人」だ。チャレンジングな再開発プロジェクトには、挑戦する機会、成長する機会が溢れている。あらゆるチャンスを活かし、森ビルの次代を担うリーダーとしてしっかりと育ってほしい。

私たちは都市づくりという仕事を通じて「東京を世界一の都市にしたい」と本気で考えている。その原動力は、都市に対する情熱や責任感だ。皆さんも覚悟してほしい。森ビルの都市づくりに簡単な答えはない。森ビルらしさとは、ひとりひとりが考えて考えて考え抜いた結果、やっと辿り着いた答えの集積だ。今日から森ビルの一員としての毎日が始まる。いろいろなことを体験し、たくさん悩み、たくさん考えること、その極みに都市づくりの面白さと醍醐味がある。森ビルらしく、共に挑戦し、共に成長し、共に未来を築いていこう。