本日(4月1日)の弊社入社式における、新入社員へ向けた社長所感の要旨をご紹介いたします。なお、本年度の森ビルグループ新入社員は、21名です。

2014年4月1日 弊社社長入社式所感(要約)

日本が変わる最後で最大のチャンスが到来
皆さんが生まれる少し前にバブル経済が完全に崩壊し、以来、日本はデフレ経済が続いた。皆さんの記憶には「元気な日本」のイメージはなかったことだろう。

長らく続いた閉塞感を打破する起爆剤となるのが、「国家戦略特区」と2020年の「東京五輪」だ。これからの5年、10年、しっかりとこの流れを掴み、やるべきことをやり遂げたならば、東京の景色は今までとは全く違うものになる。東京には再びアジアのヘッドクオーターが戻り、世界が日本を見る目も変わるだろう。「東京を世界一の都市にする」、今年はその道筋をつくる重要な年であり、この5年、10年が、日本や東京、そして森ビルにとっても「勝負の年」になる。

4月2日には、銀座最大級の複合施設になる「銀座プロジェクト」が起工式を迎え、6月11日には、環状2号線のシンボルプロジェクトである「虎ノ門ヒルズ」がいよいよオープンする。我々は、この虎ノ門ヒルズを核に周辺再開発を推し進め、エリアマネジメントに挑戦し、虎ノ門から六本木エリア全体を国際新都心として再生していくストーリーを描く。さらに、今年は六本木ヒルズ級の「虎ノ門・麻布台地区」や「六本木5丁目地区」の計画も詰めていく重要な段階にある。

皆さんは今、歴史の転換点に立っている。変化の時代のダイナミズム、都市のダイナミズムを肌で感じて仕事ができる。これは非常にラッキーなことであり、成長のチャンスだ。“森ビルらしさ”をしっかりと感じ取りながら、自分の頭で考え、仕事に取り組んでほしい。共に挑戦し、共に成長し、共に未来を築いていこう。