森ビル株式会社は、上海市浦東新区政府が推進する「上海陸家嘴金融城(国際金融センター)」の建設に、かねてより事業参加してまいりました。1998年に上海森茂国際大厦(現恒生銀行大厦・203m 46階建)、2008年に上海環球金融中心(492m 101階建)が竣工し、現在も森大廈(上海)有限公司にて運営管理を行っております。

この度、浦東新区政府による「上海陸家嘴金融城環境インフラ整備強化プロジェクト合同着工式」が、12月12日(月)に上海環球金融中心の隣接地で行われました。当式典は、陸家嘴地区に国際金融センターに相応しいインフラ、商業施設、文化施設をエリア全体で整備する25の計画のうち、11のプロジェクトの合同着工式です。既に14の計画は着手済です。

このプロジェクトのひとつである「環球金融中心公共緑地開発」は、弊社と現地ディベロッパーとの共同事業となり、公共緑地の立体利用および地下空間を有効活用した商業施設です。屋上部分を緑化し、地下に開放的な空間を創出した本施設は、開業後は上海環球金融中心と一体的な運営をおこない相乗効果を高めていきます。今後は2014年の竣工を目指して鋭意取り組んでまいります。

また、弊社が基本計画、設計コンサルティング業務を担当してまいりました「ペデストリアンデッキ計画」はすでに1期区間(東方明珠~上海国金中心)が供用開始しており、2期区間(上海国金中心~上海環球金融中心)の工事がまもなく開始されます。2012年末には供用開始する予定で、エレベーターやエスカレーターを有しバリアフリーにも配慮したデッキが完成し、安全な歩行空間が更に広がります。

今回の合同着工式により、国際金融センターを目指した街づくりが更に加速してまいりますが、森ビル株式会社および森大廈(上海)有限公司は、今後も都市開発から運営管理までの総合的な街づくりノウハウを用いて陸家嘴地区しいては上海市の魅力的な街づくりに貢献してまいります。

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完成イメージ