森ビル株式会社の2009年3月期の中間決算がまとまりましたのでお知らせいたします。
なお、詳細は添付資料をご参照ください。
連結決算のハイライト
■連結業績概要(中間期)
(億円)
2007/9期 | 2008/9期 | 増減 | |
営業収益 | 749 | 1,063 | 314(42%) |
営業利益 | 158 | 341 | 183(116%) |
経常利益 | 79 | 248 | 168(212%) |
当期純利益 | 53 | 97 | 44(84%) |
- 当中間期の営業収益は対前年同期比314億円(42%)増の1,063億円を計上しました。営業利益は183億円(116%)増の341億円となり、増収増益で上半期として過去最高益を更新しました。
- 「ビル事業」は536億円を計上しました。今上期は07年度(08/3期)に実行した物件売却に伴う収益床の減少、再開発目的物件についての賃貸営業停止などにより、前期比△23億円(△4%)の減収となりました。 ※事務所、住宅の稼働率及び賃料単価の推移は下記参照
- 「資産開発・運用事業」は、赤坂溜池タワー(事務所部分)・アーク森ビル(0.5フロア)の森ヒルズリートへの売却などにより、対前年同期比324億円(3,042%)増の334億円と大幅増収となりました。
- 「運営受託事業」は受託の順調な拡大により78億円を計上し、対前年同期比では11億円(16%)増となりました。
- 「施設営業事業」は、ホテル事業の減収により、対前年同期比△4億円(△3%)の103億円となりました。
- 「海外事業」は、大連、上海における既存ビルの増収等により、対前年同期比5億円(19%)増の32億円を計上しました。
- 「経常利益」は、大幅な増収を背景に、対前年同期比168億円(212%)増の248億円となりました。
- 「当期純利益」は、「上海環球金融中心」開業に伴う一時的な費用を吸収し、対前年同期比44億円(84%)増の97億円となりました。
(参考)事務所、住宅の稼働率及び賃料単価の推移
2007年3月末 | 2008年3月末 | 2008年9月末 | 09年3月末見込 | |
事務所稼働率 | 98% | 93% | 90% | 95% |
事務所賃料単価 | 3.0万円 | 3.2万円 | 3.5万円 | 3.6万円 |
住宅稼働率 | 90% | 88% | 90% | 90% |
住宅賃料単価 | 2.5万円 | 2.5万円 | 2.5万円 | 2.5万円 |
08年度(09/3期)末には、上記の通り、事務所で95%、住宅で90%と、共に適切な稼働率を維持する予定です。また、事務所の賃料単価についても着実な上昇を見込んでいます。
■連結業績予想
(億円)
2008/3期 | 2009/3期予想 | 増減 | |
営業収益 | 1,697 | 1,850 | 153(9%) |
営業利益 | 440 | 370 | △70(△16%) |
経常利益 | 238 | 190 | △48(△20%) |
当期純利益 | 395 | 70 | △325(△82%) |
08年度(09/3期)の連結業績予想については、資産開発・運用事業の堅調な成果や「上海環球金融中心」の竣工による増収などにより、営業収益は1,850億円(+9%)となる見込みです。一方で、「上海環球金融中心」開業に伴う一時的な費用により、営業利益は370億円(△16%)、経常利益は190億円(△20%)となる見込みです。また、当期純利益については、07年度(08/3期)の保有不動産売却に伴う特別利益等の特殊要因が剥落することなどにより、70億円(△82%)と減益を見込んでいます。
<注意事項>
本資料及び添付資料記載の業績予想に関しましては、本資料発表日現在において入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因に係る本資料発表日現在における過程を前提としております。実際の業績は、今後様々な要因によって、大きく異なる結果となる可能性があります。